40代からはじめるパートナーとの性のコミュニケーション術

40代になって、パートナーとの性に関するコミュニケーションが減ったと感じている女性は多いのではないでしょうか。

仕事や家事などに忙殺していたり、相手から誘われ待ちであったりと、その理由は人それぞれかもしれません。性に関するオープンな対話が重要だと分かっていても、日常から性の気配が消えてしまうことはよくあることです。

今回は具体的な会話術、互いの期待やニーズを共有する方法、そしてパートナーと身体的な変化や性的欲求の変化について話し合いながら、信頼関係を深めるためのヒントを提供します。

パートナーとのコミュニケーションにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

性に関するコミュニケーションが重要な理由とは?

出典:PIXABAY

パートナーと性に関するコミュニケーションができているカップルは決して多くはありません。特に40代になると「今更そんなことを話し合っても…」とあえて性に関する話は避けるカップルも多いでしょう。また女性からそんな話をすると男性に嫌がられるのではないかと感じている女性も多くいます。

しかし性に関するコミュニケーションが足りないと、ずっとお互いの性に関して間違った思い込みを持ち続け、すれ違いが生じてしまうことがあります。

「自分はこうしたい」「こういう行為を求めている」とお互いに話し合い、そしてお互いにとって一番好ましい性的コミュニケーションを2人で探ることはとても大切です。

2人がお互いの性について理解し合い、そして前向きに考えることでカップルの性生活が充実します。そしてより絆が深まり、長期間にわたって信頼関係を築くことも可能です。

パートナーとの性に関するコミュニケーションを深めるためのステップ

ここからはパートナーとの性に関するコミュニケーションを深めるためのステップを具体的に提案します。

オープンな対話がパートナーシップを強化する

性に対するオープンな対話は、パートナーシップを強化するためにとても効果的です。

日本の女性には性的なことを口に出すのは恥ずかしい、はしたないことであると感じる人も多いでしょう。性的な話題は暗黙の了解、というカップルも多いかもしれませんね。

しかしあえて性的なことをオープンに話し合うことで、よりお互いのセクシャリティを理解し合い、ともに性的な充足感を得ることができるようになります。

性的な充足感は2人の生活を維持し、より快適なものにしてくれるはずです。親密な関係である2人だからこそ、恥ずかしいという気持ちを乗り越え、あえてオープンに話し合うことが必要なのです

自分の感情や欲求を伝えるための具体的な方法

オープンに話し合いたいと思っても、自分の感情や欲求についてどうパートナーに打ち明けたらいいかわからない人もいるでしょう。

そんな時は、自分に近い感情や欲求を表現している映像作品をパートナーと一緒に観ることをおすすめします。最近ではセクシャリティの多様化が進み、インターネットなどで様々な性のあり方を描いた作品を観ることができます。

「私はこういう感じが好き」と具体的に伝えるには、実際に目にしてもらうのがわかりやすいでしょう。そして「あなたはどう思う?」とパートナーに問いかけたり、逆にパートナーの価値観に近い作品を自分も観て共に理解を深めたりするのもおすすめです。

言葉以外のコミュニケーションも大切に

性に関するコミュニケーションは、言葉だけに限ったことではありません。

自分やパートナーの欲求を満たす行為を実際に体験してみれば、言葉だけでは伝えられないことが身体を通して伝わります。一定の期間や回数を決めて、お互いの求めることを交互に試してみて、どう感じるかを確認してみましょう。

特殊な行為など、嫌悪感がある場合はすぐにストップしても構いません。

実際に体験をしてみることでお互いの性的理解が深まり、セクシャリティについて考える良いきっかけになるでしょう。

パートナーが受け入れやすいコミュニケーションスタイルを見つける

「さあ性に関するコミュニケーションをとりましょう」と、膝を突き合わせて真面目に話し合うことに違和感を覚える人もいるでしょう。自分がオープンに話し合いたいと思っていても、パートナーの受け入れ態勢が整っていないと何も伝わらない可能性があります。

性に関するコミュニケーションをとる際は、パートナーが受け入れやすいコミュニケーションスタイルを意識しましょう。例えば手紙やメールなどの文章で気持ちを伝えてみたり、寝る前のリラックスしている時間に、2人で寝ころびながら話してみたり。

普段のパートナーのライフスタイルや性格に合ったコミュニケーションスタイルを見つけることをおすすめします。