過去の性行為について週刊誌に持ち込み、著名人が「性加害」「暴行」と報道されるケースが昨今多いが、女性と男性著名人、どちらが正しいかは法廷闘争にも突入している。だが、週刊誌にタレ込んだということは、女性の側がキツい思いをしたりそのことがトラウマになっているのであろう。
「カネ目的だ」などと批判する意見もネットには書き込まれているが、週刊誌は情報提供者にはそこまでカネは渡さない。身バレの恐れがあるのに名乗り出るのはよっぽどのことではないか、とも思う。男性側が匿名掲示板に女性の実名や当時の勤務先等を書いてしまえば、一気に報復をすることさえできる。
「事前合意」の大切さ
昨今のケースは未だ「疑惑」段階ではあるものの、これまで様々なエロをしてきた僕は「事前合意」の大切さは分かっている。だから、「女性の側から誘うのを待つ」を基本線としてきた。だが、相手から誘ってこない場合は「丁寧に誘い、断られたらそれ以上は誘わない」ようにしていた。
自分から誘う時は大抵は「OK」と言ってくれることは織り込み済みである。事が終わった後、「あそこで誘っても大丈夫でしたか?」と聞いたら「当たり前じゃないの。私、そのために来てるんだから」「えっ? 逆に誘わないのが失礼じゃない?」と言われることも多々あった。
しかしながら、断られたことも何回かはある。その時の断り方を今回は報告しよう。このような断られ方をすると相手に自分が本気でその男とセックスをすることをイヤがっていることを理解してもらえる。
「アメとムチ」的な断りテクニック
一つ目は一緒に仕事をしたことがある他社のAさんだが、その日は土曜日。昼から吉祥寺の焼き鳥屋でサシ飲みをすることになっていた。この飲みは非常に和やかな話に終始し、同じ仕事をした時の思い出やら、共通の趣味についての話題で盛り上がった。その後は井の頭公園で散歩をし、弁財天でお参りをし、駅前のハモニカ横丁へ。ここでも再び飲む。
何度も僕の手の上に手を置いてくるものだから普段の経験上、これは誘い時かと思い、「Aさん、ホテル行きませんか?」と聞いた。すると彼女はキッとこちらを見据えて「イヤだよ!」と言い放ち、こちらを睨むようにしながら頭を横に大きく2回振った。そして「飲み続けようね~」と笑顔で言った。
これは見事な断り方である。最初に強烈な嫌悪感を示した後に「それはそれ、これはこれ。あなたと飲むのは楽しいの」と笑顔になる。それ以後も彼女とは仕事を続け、時々こうしてサシ飲みをした。この「ムチとアメ」的な断り方はなかなか使えるテクニックである。男を一瞬で戦意喪失させるも、性行為以外の面では気に入っていると暗に伝えることで、男はホッとするのである。そして「今後一生その話はするな。私がヤりたければ私が誘う」という関係性になるのだ。
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