あざとさゼロでモテを狙える

カラオケの場でモテを狙うって考えると、どうしても「選曲」ばかりに意識が向かいがちですが、その前にすべきことがあります。それは、部屋の奥に座るということ。なぜならば！　

ご存知の通りカラオケボックスは狭いです。部屋自体も狭ければ、テーブルとソファの間隔も狭いです。この「狭さ」をモテに応用いたしましょう。

飲み食いしながらカラオケに興じていれば、遅かれ早かれトイレへ立つことになります。その際、奥の席を陣取っていれば、テーブルとソファに座っている人々の「隙間」を通ることになります。先にも述べ得た通り、テーブルとソファの間隔は激セマなので、いやがおうにも身体が接触することになります。具体的に言うと、ソファに座っている人々の膝小僧に、貴女サマの臀部から太ももあたりが接触します。つまり、自然な流れで「ボディタッチ」が成立するのです。

ボディタッチと言えば、モテテクの鉄板です。鉄板でありながら、実際にボディタッチするのは至難の業かと。手を握りたくても、「手相見せて―」だとスピ臭が漂っちゃいますし。太ももに手を置くと、キャバクラ感が漂っちゃいますし。だからと言って「髪にゴミついているよー」でナチュラルに触れようにも、実際ゴミがついているようなミラクルはほぼありえません。

だからこそ！　手狭なカラオケボックスで「トイレに行くためやむを得ず」って状況下、臀部&太ももが男性の膝小僧に接触するのは、あざとさゼロで刺激剤となるのです。このシチュエーションを最大限に活用するためにも、着衣はタイトスカートやスキニーパンツを推奨します。

トイレから戻ったらキャラ変

なお、トイレから戻った後は流れ的にどうしても入口近くの席に着くことになるでしょう。ここからは趣向をガラリと一転させ、「注文係」にキャラ変しましょう。入り口近くの席だと、どうしてもフードやドリンクのオーダー係になりがちです。その面倒な役割を担うことで、「気配りの出来る女性」であることを演出できます。

奥の席からの臀部&太もも接触だけだと「エロ」が前面に出ちゃいますが、その後「注文係」に転じればギャップの演出になります。「バリキャリ女子が実は歌ヘタ」なギャップは、大前提としてバリキャリ女子であることが必要不可欠。対して「エロ」からの「注文係として気を配る」のギャップは、誰にでも実行可能です。是非お試しを。

Text／菊池美佳子