大金が必要になるシチュエーション

「貯金って大事!」と痛感していただくには、大金が必要になるような「実体験」が必要不可欠となります。具体的には病気や怪我で入院したりとか、勤めていた会社が倒産するとか。だからと言って、彼氏に怪我を負わせるわけにもいかないですし、彼氏の会社を倒産に追い込むなど、イチ一般人には不可能。うーん、他に「大金が必要になるシチュエーション」と言えば……引っ越しです。

引っ越しには、敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し業者への支払いなど大金がかかります。一般的には家賃の半年分と言われていますね。7万円の部屋に引っ越すのであれば、42万円の用意が必要となります。

彼氏の思考に「引っ越しをしたい」という発想が生まれれば、「しかし先立つものがないぞ」「嗚呼、貯金って大事だなぁ」と気付くはず。んで、「引っ越しをしたい」と思わせるキッカケが、ベッドでの喘ぎ声なのです。

貴女サマが感じまくって喘ぎ声を出しまくれば、トーゼン隣近所に漏れ聞こえる懸念が生じます。そしてその状況を繰り返してゆけば、「もっと防音がしっかりした物件に引っ越したいぞ!」と思うようになるでしょう。

部屋に呼ぶ派やホテル派も問題なし

「会うのは彼氏宅ではなく私の部屋」ってカップルも大丈夫です。同じようにアンアン喘ぎましょう。彼氏が貴女サマの部屋から帰る際に、同じ階の住人と鉢合わせになる機会もあるはず。そして「夕べの音が漏れていたら……」という恥じらいが芽生えるはず。そこから、「もっと防音がしっかりした物件で同棲しようぜ」って思考に繋がれば、貯金の重要性に気付くはず。

「会うのは彼氏宅でもなく私の部屋でもなくラブホテル」ってカップルは……うーん。「ラブホ代は貯金に回してほしい」「アオカンでヤリましょう」とでも言っておきましょうかね。アオカンのスリルが刺激と興奮にも繋がり、ラブホ代は貯金に回せるので一石二鳥ってことで! 

Text/菊池美佳子