ミカコちゃんを変えたジョギング

ミカコちゃん自身も元は性欲モンスターだったのですが、その強すぎる性欲が落ち着き、凪のように穏やかだった時期が2回あります。30歳の頃と、そしていま現在です。この2時期には決定的な共通点がございまして、それがジョギングでした。

30歳の頃、2年ほど駒沢公園の近くに住んでいたのですけどね。駒沢公園には1週2キロのジョギングコースがございまして。しかも100メートルごとに距離表示がされている親切っぷり。せっかく近所に住んでいるのだから、走らにゃ損損とばかりに朝2周・夕方2周ジョギングしていました。

当時半同棲していた男性は性的に淡白で、交際1年の間に性交渉は1度しかなかったのですが、欲求不満を感じることはありませんでした。

その後、引っ越しで駒沢公園を離れジョギングを休止していた5年間ほどは再度・性欲モンスターに返り咲き! そのモンスター期に終止符を打つキッカケとなったのが、ジョギングの再開でした。以降9年ほどジョギングを日課にしているのですが、ミカコちゃんの精神は凪のような穏やかさを保っております。

なぜジョギングが効果的なの?

なぜジョギングが性欲抑制に効果的なのか……それはおそらく、いや確実に「走ることの気持ち良さ」にあるのだと実感しております。これは決して大げさではなく、ミカコちゃんはジョギング中にしょっちゅう「超・気持ちいいー」「セックスより気持ちいいんじゃないかな」と心の中でシャウトしております。

「気持ちいい」をジョギングで体感できているぶん、セックスでの気持ち良さに欲求が向かなくなるのでしょう。なお、ポイントはジムではなく屋外を走るということ。ジムだと隣のトレッドミルを好みのイケメンが走っていたり、筋トレしているマッチョが視界に入ったり、余計に性欲が高まりそうなので。

屋外ならばジムのように利用料もかからないし、リーズナブル! 費用ゼロで性欲沈静化を図りましょう。

Text/菊池美佳子