妻にお詫びの品を贈った真栄田氏

だいぶ古い話ですが、スリムクラブ真栄田氏が浮気発覚騒動を起こした際、奥様に指輪など53万円相当にも上るお詫びの品を贈ったエピソードが話題になりました。このエピソードをそのまんま応用させていただきましょう。

ただし、いきなり53万円を要求するのは、いくら浮気した側に非があるとは言っても角が立ちます。なので先に、相手側にとって好都合な条件を提示してください。具体的には、「今後は、今回の浮気問題を蒸し返すようなことは致しません」という安心材料です。

男性にとっては、「女性という生き物は、過去の浮気を何度となく繰り返し蒸し返す性分」というイメージが強いはず。だからこそ、「蒸し返しは致しません」宣言は、男性にとって安心材料になるのです。

男性がホッとしたところで、ここからが本番です。蒸し返さないことに対して、代償が欲しいと交換条件を求めましょう。さあ、ここでスリムクラブ真栄田氏エピソードの出番です。「かつて浮気報道が出た際、奥様に53万円相当の品を贈ったんですって」「私も、53万円相当の品を頂ければ、謝罪の意思は充分伝わってくるし」「謝罪の意思が伝わってくるからこそ、今後ゼッタイ蒸し返すことはしない」と。

53万円の贈り物を求めたいところだけど

お金で解決って下衆に感じるかもしれませんが、心からの反省を促すには、身銭を切るという「痛み」を味わっていただくのが1番! 裁判で言う慰謝料ってやつですよ。ミカコちゃんが思うに、「口」ってホントに便利で、言葉だけの「反省しています」なら嘘でも言えます。だからこそ、反省を「目に見えるカタチ」で表現していただくには、銭が必要なのです。

とは言え、53万円って決して安くはない……安くないどころか結構な大金! ここで譲歩という優しさを見せましょう。「スリムクラブ真栄田氏に倣って53万円の贈り物を求めたいところだけど」「ゼロ1つ取って5万3千円の贈り物をおねだりさせて」「その代わり絶対に蒸し返さないから」と。

53万円が5万3千円って、相当な値引きです。この値引きで優しさもアピールできますし、5万3千円という額だってそれなりに痛みを伴う出費ですから、反省は充分に促せるはず。物品をねだることに抵抗があるのであれば、ディナーや小旅行に置き換えてねだるのもアリでしょう。「回らない鮨屋でお腹いっぱいご馳走してくれたら、2度と蒸し返さないから」ってことで。

Text/菊池美佳子