不安製造マシーンと化してしまう

最近気が付いたのだが、不安なとき私は「ありがとう」が言えなくなる。急に言うのが怖くなってしまうのだ。
例えば今回のケースならこんな具合である。
「ありがとうと言わなきゃ。でもケーキ全部食べれなかったのにお礼を言うとかうざいのでは? というか多分すでに、すぐ具合が悪くなってめんどくさいメンヘラと思われているのでは?」

ありがとうと言えれば不安な気持ちから解放されて楽になれるし、相手も言われて損な気持ちにはならないはずのところを、自分が相手に悪く思われているのではないのかをまず気にしてしまう癖がある。
不安だから相手の気持ちが気になって、自分がどう思われるのかを想像してしまうのだろう。それでさらに不安になる。
不安から逃れたいはずが、自ら不安製造マシーンと化してしまうのだ。

自分で処理できる程度の不安なら最低限必要だろうが、コントロール不能なレベルの不安は日常生活に支障をきたす。
不安を感じたならそれを解消するための工夫をすればいいところを、コントロール不能になると無限不安製造マシーンと化してしまうのだ。
私はこれを直したい。

不安にならないように、不安に侵されないように自信を持つこと。前向きな心構えを装備しておけばいいのだ。

人って結局想像した通りの未来しか辿れない。想像した通りの未来を辿りがち。
だからと言って良いことを想像すればなんでもいつでもその通りになるかと言われるとわからないけれど、でも悪いことは本当にその通りになる。あの日の喧嘩がそうだった。

大丈夫、なんとかなる。

今日からこれを口癖にしようと思う。
自分の絵は大したことない。でも大丈夫、なんとかなる。
仕事が少ない、収入も少ない。でも大丈夫、なんとかなる。

なんだか心なしか、前向きになれる気がする。

Text/oyumi