ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、友達の幸せを祝えない女性って誰?」
担当編集I嬢:「死ぬほど腹痛のときは笑えないし、そういうときもありますよね」
今週のテーマは「友達の幸せ」ではなく! 友達の幸せを祝えないフクザツ心理に迫りたいと思います。
友達の幸せを祝えないバックボーンにあるのは、自分自身のいま現在が幸せじゃないから……このひと言に尽きるでしょう。自分自身も幸せなのに友達の幸せを祝えないってことは無いでしょうから。あるとすれば、それは友達ではなく単なる知り合いレベルってことになりますな。
友達の幸せを祝えるようになる最もシンプルな方法は、自分自身が幸せになることです。自分のいま現在が好転すれば、心に余裕が生まれ、友達の幸せどころか道に咲く名もなき花の幸せすら祝えちゃうでしょう。「お花さん、太陽の光をいっぱい浴びて良かったね!」的に。
しかし、自分自身が幸せになるって結構難しいです。好きな人に既読無視どころか未読無視を決め込まれているとか、付き合っているのに何ヶ月も会えていないとか、婚活アプリをいじっても詐欺師まがいな人物ばかりとか……これらの状況をひっくり返すのは至難の業と言えるでしょう。なぜなら相手ありきのことだから。自分1人で何とかならないのが恋愛ですからね。
以上を踏まえますと、自分自身が幸せになる以外で、友達の幸せを祝える手段を模索する必要があります。……いや、これなかなかハードルが高いぞ。何故ハードルが高いのかと言ったら、人サマの幸せを祝えない背景には、遺伝子レベルの壮大な事情が隠されているので。
生物は繁殖期、交尾する異性の奪い合いに勝利することで自らの遺伝子を後世に残してきました。ってことは、誰かが交尾相手をゲットしてしまうと、自分が交尾相手をゲットする確率が下がることになります。このメカニズムが人間にも組み込まれていると考えれば、友達の幸せを祝えないのは「ぜんぶ本能のせいだ!」ってことになります。
だからこそ「人の不幸は蜜の味」ってコトワザが存在するのでしょうね。友達の幸せを祝えないって心理は、友達のアンハッピーをほくそ笑む心理と表裏一体とも言えます。いまふうに言うと「メシウマ」ってやつですよ。
友達の幸せを心から祝うために
そのメシウマ心理を乗り越えるべく、今こそ全ての日本国民に問います。
友達の幸せを祝えない心理はどう消化させたらいいのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「オンナの友情はハムより薄いのだから仕方ない」とか「お歳暮で貰うハムは厚切りにして焼くのが1番!」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。友達の幸せを祝えない心理の取り扱いとは……!?
「白鳥の水掻き、と思う」です。
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