①嫌な気持ちを「断ち切る」より、「やり過ごす」ように考える

人間はショックなことがあると、振り子のように乗り越えていきます。
つまり調子がいいときと、調子の悪いときを行ったり来たりするの。
そのうち調子のいい時間が増えていって、やがて落ち着くのよ。

ここで、「また嫌な気持ちが出てきた、いつになったら消えるの!」みたいに思っちゃうと、かえって時間がかかるの。
だから、嫌な気持ちになったときはやり過ごす。自分の気持ちの流れにあえて逆らわないようにすることが大事なのよ。

②時には嫌な気持ちを味わいつくす

人間は「同じ刺激を繰り返していくと慣れる」という性質があるの。
これを逆手に利用して、わざと嫌な気持ちになってみるという手もあるわ。
たとえば、彼に別れを告げられたシーンが何度も蘇ってきて嫌な気持ちになる。
そういうときは、あえて何度もそのシーンをイメージしてみる。

何度もイメージしているうちに、最初のときほど嫌な気持ちにならなくなってくることに気がつくはずよ。
このとき、もし泣きたくなったら思い切り泣くのはOK。
泣きつくすと、もう泣く気にもならなくなるのよ。

③他の考え事で埋める

大体嫌なことを思い出すのは「他に何も考えていない」とき。今考えなければいけないことがあれば、人間の脳はそちらを優先するわ。
自分が没頭できるものがあるのなら、それを思い切りやる。
一番いいのは、「自分の仕事」ね。
つらい時は仕事に没頭したほうが楽なこともあるの。

参考になったかしら?

Text/Tomy

初出:2014.02.19