結婚への決断はじわじわ出来る?
で、最初にひっかかってくれた方が今の旦那さんです。
彼と結婚なんて最初から考えていませんでした。失業者で貧乏。
ただ、一生懸命私の話を聞いてくれるし、私だけでなく他人にもやさしすぎるほどの人で話のキャッチボールが絶えず、素の自分で付き合うことができました。
こういうことは1年間の同棲を通して実感し、このままずっと一緒にいることが当たり前のように思えたのです。
で、結婚。
ものすごい覚悟で飛び込んだと言いましたが、数秒で考えて覚悟して飛び込んだ訳ではなく1年かけて「まあ、貧乏だけど最悪 なんとかなる・する」「貧乏以上に私が必要としているものがある」というようなことをじわじわ実感した中での飛び込みでした。
私は所詮、男と女は全く違う脳を持った動物なので全て分かり合えると信じていません。
だとしたら、日本人の私もフランス人の旦那さんも100%分かり合えないのは当然。
だからこそ、すれ違いがあれば話し合うというルールを二人で持って一緒に生活しています。
結局、「この人と結婚していいか?」は、他人でなく自分が決める事で、後々最悪なことが起きることを想定しつつも「私が選んだ人、選んでくれた人だから」と納得できるのであれば、それこそあなたの結婚相手なのだと思います。
間違っても、「親が喜ぶ相手」「友人に自慢できる」というアホらしい基準では選ばないように!
他人の喜びなんて瞬間的なのもので、後々長い事苦しむのはあなた自身なのですから。
Text/中村綾花
初出:2014.03.26