60歳を超えた白髪のおじさまからのアプローチ

 最近の私の体験からいうと、本屋の前で旦那さんと待ち合わせをしているときに、60歳は超えた白髪のおじさまから「タバコ持ってる?」と声をかけられました。

「タバコ持ってる?」「火持っていますか?」という声がけは、ものすごく一般的なものなんですが、このおじさん絶対にタバコを吸ってなさそうな私に声をかけてきた、しかも屋内で(フランスは屋内喫煙は禁止)。
これは怪しいなぁ、と思っていたらやはり彼からの質問は続きました。
「あなたは日本人?」この、日本人か中国人か韓国人かの区別がつくあたり、かなりの日本ツウと見た。

 すると、やはり「僕はきゃりーぱみゅぱみゅの大ファンで、ライブも行ったし、CDも全部持っているし…」という彼の一方的な会話がスタート。
うーん、参った。このままじゃ、「友達になろう」「連絡先を教えて」と言われてもっと面倒なことになりかねない。って時に、私の携帯に電話がかかり、それを言い訳にさようならできました。

 他には、夜どうしてもおなかが減ってパリのファーストフードであるケバブ屋でサンドイッチを買った時の事。
ガラガラのお店で一人で接客しているアラブのおじさん(また白髪5、60代)が、「この辺に住んでいるの?」「明日も来る?何時に来る?明日おいでよ…」と、目だけは子犬のような無垢な感じでソフトにすがりついてくる。気持ち悪いし怖い。
私はなるべくやさしく「私は近所に住んでないし、もう来ない」と笑顔でサンドイッチを受け取って去りました。