オリンピックでみるフランスと日本の大きな違い
Carmen Rodriguez NSP
フランスにいてテレビでオリンピックを観ると、いかに日本とフランスが違うかということを思い知らされます。
フランスで観ると、もちろん金メダルをとる選手は大喝采を浴びるわけですが終始サラッとしていると感じます。
ところが、YOUTUBEで日本の選手が金メダルを取って大喝采される姿をみると(私も鳥肌が立つような感動があり、やはり日本人への思い入れは強いなと感じるのですが)、必ず「努力」「苦難」「挫折」みたいなストーリーが掘り出されて、必要以上に盛り上がるような気になって「汗臭いなぁ」と感じてしまうのです。
私が日本人だからでしょうか…?
他にもフランスでは、選手がゴールインするとほぼ必ずといっていいほど、恋人やフィアンセ、奥さんや旦那さんなどのパートナーが映し出されます。
そう、選手のそばにはいつも「愛」がある、というストーリー。
他にも、日本人とフランス人とはこうも違うか!という驚きも感じたのは、フィギュアのフリーダンスでした。
日本カップルはキッチリと揃って笑顔も固定、慎重でなかなかこちらも緊張して観てしまい、まるでお仕事のようでした。
直後フランスカップルの演技を観ると、まるで揃ってないのになんだか楽しそうで、気持ちよかったんですね。
人生を楽しむ、愛を楽しむ、こういう哲学の国ですからパリの街を歩いたり、買い物するだけでも色んな恋(?)のチャンスが転がっている訳ですが、いつもロマンチックとは限りません。
むしろ危ない目に合うチャンスもたくさんあるのです。
例えば、道行く不良からはじまり、一人でヒマそうなおっさん等々、恋愛対象というよりむしろ迷惑な方々からのアプローチが多いのです。