欲しいものは何かを定めれば、それに向かって努力できる

 実は、おひとりさま出産をする女性をもう1人知っています。
日本に到着するちょっと前に滞在したマレーシアでこんな話を聞いたのです。
現地に住む30代後半の日本人女性がある日「今年、私は妊娠する!」という宣言をし、(数いる中の?)ボーイフレンドと子づくりをスタート。
でも、それらの彼と子供を授っても結婚するかは未定なのだとか。

 その彼女は現在、宣言どおり妊娠中とのこと。
「おひとりさま出産」の筆者だけでなく、実行している人はさっさと実行しているのですね。
こういう飛び抜けた行動は、まだまだ1人で出産を成し遂げるには社会的システムも、人の反応も、やさしくはない環境を変えるキッカケになると思います。そう望んでもいます。

 もちろん、おひとりさま出産も、世界での婚活もうれしいことや、楽しいことばかりではありません。
大変なことも、ネガティブなことも少なくありません。

 でも、自分の欲しいものは何かをしっかり定めてさえいれば、あとの苦労はしょうがない、と思えるし、努力できるものです。
何もしないで生きているだけであっても、良いこと、悪いこと両方あるものですしね。

Text/中村綾花