恋の熱量の高さで結婚するフランス人
まだまだ残暑のつづく日本の皆様こんにちは。
まだ8月なのにパリはすっかり秋模様。夏の天気は終わりでもヴァカンスシーズンもまだまだ終わりません。
だから近所のパン屋も行きつけの安くて美味しいレストランも、いつものマルシェも、かかりつけの医者も全部閉まりっぱなし。
そろそろ開いているかも、とかすかな期待をしつつ、ちょっと家から離れた美味しいパン屋まで足を延ばしてみたのですが、やっぱりまだ閉店でした。
ヴァカンス中の店の前にはいつも休み期間が表示されているものなのですが、この店は「8月半ばに開きます」と書いてあるだけ。
もう8月半ばなんてとっくに過ぎてるんですけど…。
バスや地下鉄では、大きなスーツケースを抱えたパリジャンたちがヴァカンスから戻って来ている姿を見かけるようになりました。
スーパーでは9月からの新学期(フランスは日本と違って春でなく秋の9月が入学シーズンなのです)の準備で、お母さんと一緒に文房具をそろえる子供たちの姿もみかけます。
テレビに出てくるタレントや政治家たちもヴァカンス戻って来て、いやらしいほど真っ黒に焼けた肌と顔をさらしています。
そんなに焼いちゃって将来後悔すっからね、と思っているのも日本人の私だけで、70代、80代になってシミがバンバン出だしたってパリジェンヌたちはなんのその。
すっかり紫外線で痛んだデロンデロンでシミだらけの胸元を、勲章のように見せつけているマダムばかりなのです。
もうすぐもうすぐ…と、ヴァカンスが開けるのをじっと待っている人って私は、まだまだパリジャンになりきれていないのでしょう。
パリの夏は短いくせに、夏のヴァカンスはと〜っても長い。
でも「恋」がさめるのはそう時間はかからない…。
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