「100点の人はいない!求めるものに優先順位を」
久保さん流恋愛アドバイス

『バチェラー・ジャパン』初代バチェラー久保裕丈『その恋はビジネス的にアウト』出版記念トークショーの様子

 そのあとは、お待ちかねの「恋愛質問会」!
『バチェラー・ジャパン』での振る舞いから、男性に「どうしたらあんなにうまく女性と話せるの?」と聞かれることが多かったのだとか。そこで、ビジネスで培ってきた“人との会話でベースになっている知識やノウハウ”の8つのメソッドを恋愛に当てはめて、指南書となる『その恋はビジネス的にアウト』を出版したのだそうです。
今回は、そんな8つのメソッドを駆使して、会場の参加者の恋愛相談に答えてくれます。

 まずは、“「こいつはやめておけ」という異性の見極め方”について。
女性に対しては、まず「付き合う相手に求めるものが何なのかを、自分の中で整理することが大事」とアドバイス。将来の安定かビジュアルかなど、自分の価値観を棚卸して、明確にしたうえで優先順位をつければ、おかしな異性に時間を使うこともないそう。
「100点満点の人なんてまずいないので、妥協ラインを決めつつ、どこを下回ったら絶対許せないかということを、きちんと整理したほうがいいと思います」と、久保さんは言います。

 男性には、「裏で彼のことを『歩くATM』って呼んでいる子とか、いますからね(笑)」と、表裏のある女性に注意喚起。
付き合う前の見極め方法として、会社の採用でも用いるという“レファレンス”を紹介してくれました。
「日本語では“参考値をとる”って意味なのですが、前の前の職場くらいまで遡って、その人がどんな人だったのかを聞くんですよ。でも、元カレとか、元々カレには絶対聞かないほうがいいですよ(笑)。友人とか、周りからレファレンスを取るのは大事だと思います

 次は、1週間前に彼と別れてしまったという女性から、「吹っ切る方法を教えてください」というもの。
久保さんからは、「1週間ほどであればモヤモヤしているのは当然だと思うんです。だから今はムリに吹っ切ろうとせず、好きだった気持ちや思い出を大事にしてあげればいいと思います」と優しいお言葉。
ただ、半年ほど経っても吹っ切れないときは、「その場合は元カレがドストライクだったりして、なかなか次のタイプの男性に出会いにくい状況だと思うので、出会いの頻度を高めるとか、友だちに自分の理想を伝えるとかして、出会いの場を上手に作って、上塗りしていくしかないと思います」とのことでした。

『バチェラー・ジャパン』初代バチェラー久保裕丈『その恋はビジネス的にアウト』出版記念トークショーの様子

 回答が終わるたび、『バチェラー・ジャパン』の“ローズセレモニー”さながらに、久保さんから質問者へ1輪のバラが贈られます。
「バラを受け取っていただけますか?」という名ゼリフも添えられ、あちらこちらから黄色い悲鳴が上がりました。