今まで生きてくると、なんだかんだ印象的なナンパをされることがあります。「チラシの裏にでも書いておけよ」という話ですが、心に秘めておくには惜しい体験です。人との出会いが一期一会なら、ナンパだって同じこと。
この記事では編集部が本当に体験した「面白かったナンパ」を紹介します。チラ裏を覗く感覚で見ていってください。ナンパの参考にはなりません。
「(下向いていたら)俺本当ブサイクなんですが声かけてすみません」
渋谷を歩いていると久々にナンパをされました。そのとき落ち込んでいて気分がのらなかったので、無視して顔も見ずに歩いていると、「俺本当ブサイクなんですよ、声なんてかけてすみません」と言われたので思わず顔を見てしまいました。そして顔を見ると実は……ってこともなく、見た上で完全に無視してしまったのですが、すごくいい人そうだったので元気だったらもう少し話したんだけど……と不思議な心残りがあります。
「ナンパ嫌いなタイプだと思うんですが……」
まだ明るい夕方の渋谷ヒカリエ横のエスカレーターを降りたところで、「ナンパなんて嫌いですよね……」と恐縮そうに声を掛けられ、思わず立ち止まってしまいました。「……あ、でも少しだけでもお時間ありませんか?」とナンパしてるのかしてないのかハッキリしない姿に笑いましたが、本当に時間なくて断っちゃいました。彼の自信を折ってしまってたらごめんなさい。
「お姉さん、連絡先交換してください!!!」
まだ大学生の頃、地元の駅で中学生くらいの男の子3人組に呼び止められました。2人に背中を押されるように「連絡先を交換したいんです」とお願いする姿が健気でかわいかったのですが、「ごめん、彼氏いるんだ(いない)」と断ったら3人が「ありがとうございました!!!」と夕日をバックに深々と頭を下げるんです。まるで負けた試合後の一礼みたいに。なんだか青春の1ページに参加した気分でした。
「すいませ……」
プライベートで知らない人と会話するのが苦痛なコミュ障なので、外では絶対に人から話しかけられたりしないぞという強い意志で早歩きをしています。普段もそれくらい強い意志をもって物事にとりかかればいいのに。なので声をかけられたのがナンパなのか本当に道を聞きたいだけなのか、真実は闇の中と言えます。
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