喋り好きなわけじゃなかった!

喋り好きかと思いきや、そうではなくまさかの声フェチ! 

長電話男性が喋り好きではない根拠はハッキリしています。彼らの長電話は、決して内容に深みがあるわけではなく、どーでもいい話題なので。つまり彼らは、喋りたいわけではないのです。声が聞きたいだけなのです。

声は聴覚情報ですが、一般的に男性は視覚情報を重要視すると言われていますよね。動物界と同じですよ。繁殖期、「どのメスにしようかなぁ」とグズグズ迷っていたら、ほかのオスたちに先を越されちゃいます。だからこそパッと見で、「よし、あのメスに決めた!」と視覚情報が優位に作動します。人間も動物の一種と考えれば、男性が視覚情報を重要視する説には頷けるでしょう。

多くの男性が視覚情報を重視するとは言え、例外も存在します。聴覚情報……つまり声フェチと呼ばれる男性たちです。長電話により、自分にとってそそられる女性の声を聞き続けていたい……これぞ声フェチの特徴的行動と言えるでしょう。

声フェチ男性にとっては、会話の内容なんぞどーでもいいのです。メイン事項は、女性の声を聞くことなので。「会話の内容はどーでもいい」に憤慨する女性もいるかもしれませんが、彼らは彼らなりに気を遣っているのですぞ。

恋フェチ男性が本当に求めているのは…

声フェチ男性にとっての最大級の悦楽とは、「あえぎ声」を聞くこと。あえぎ声を聞くには、しょっちゅうセックスを求めることになります。しかしそれではあまりにも女性に対して失礼であると、彼らは考えているのでしょう。ヤリモクと思われぬよう、しょっちゅうセックスを求めない代わりに、夜な夜な長電話をかけてきているのです。

今、貴女サマに夜な夜な長電話をかけてくる男性がいるのであれば、「○○君は私の声に魅力を感じてくれているのだわ」と捉えてオッケー。そんなふうに思えば、長電話に貴重な自分時間が費やされることも苦ではなくなるでしょう。どうしても負担ならば、会うたびにセックスし、思う存分あえぎ声を聞かせることで満足感を提供しましょう。

Text/菊池美佳子