人生100年時代の課題といえば…

令和の今は人生100年時代とされています。となると、当然のことながら「老後の介護問題」は誰にとっても避けられないテーマです。結婚後、いずれお互い老いてくると、どちらかがどちらかの介護をすることになるかもしれません。

介護の際は、要介護者が大柄でないほうが、圧倒的に負担は少ないです。165センチの要介護者をお風呂に入れるのと、185センチの要介護者をお風呂に入れるのでは、体力的に全然違ってくるはず。

なので老後にカレのことを介護するかもという将来を考えると、背が高くない男性を選ぶほうが絶対にやりやすいのです。にも関わらず、男性の身長を重要視する女性たちは、180センチだろうと185センチだろうと介護する覚悟がキマッているのでしょう。愛さえあれば乗り越えられる、負担があっても尽くすことこそ真実の愛である、と。

高身長男性と付き合うと尽くすことが多い

尽くすと言えば、老後を待たずとも、高身長男性との付き合いは、おのずと尽くすことが多くなります。まずはデート! なんてったって相手は歩幅が広いですからね。カレの歩幅に合わせると、軽い小走り状態になります。「尽くす」を通り越して、もはや献身! いや自己犠牲と言っても過言ではないでしょう。

また、彼氏が高身長だと視線を合わせるにはどうしても上目遣いになりがちです。上目遣いって一般的には小悪魔テクニックのイメージが強いかもしれませんが、しょっちゅうだと眼精疲労の元に。目薬が手放せなくなります。

そして最大の難関は立ちバックです。身長差があると、当たり前ですが脚の長さにも差が生じます。カレの腰の位置に合わせるにはヒールを履くしかありません。ヒールだと足元が不安定になるため、産まれたての子鹿みたいに脚をガクガク震わせながらセックスすることになるでしょう。

以上を踏まえ結論! 男性の身長を重要視する女性は、自己犠牲を厭わない献身的な性分なのです。老後の介護も含め、尽くすことが幸せなのです、彼女たちは。これは決して大げさではなく、美しい魂の持ち主ということなのでしょう。

Text/菊池美佳子