香苗さんが考えた計画は…

「えっ? 夫さんはまた出張ですか?」

「いや、そうじゃないけど、最近ウチの役所のバイトをしていたマリちゃんが静岡の実家に戻ったのよ。彼女、覚えているでしょ?」

「はい、覚えていますよ」

「夫は私とマリちゃんの仲がいいのは分かっているから、マリちゃんが辞めること、実家に戻ることは伝えていたの。そして実家生活が楽しい、といった様子も伝えていて私が会いたがっている様子をずっと見せてきたの。一人で行く、という体で、ニノミヤ君と一緒に行き、マリちゃんの家に行き、夜ご飯をお母さんに作ってもらい、その晩はホテルに泊まる」

「夫さんにはマリちゃんの家に泊まる、ということにするんですね?」

「そうそう。お母さんとマリちゃんと私の3ショットも念のため撮り、後で聞かれたらそれを見せればいい。普段から仲良しアピールしているとこういうとき役立つの。昼間の観光では、私は風景の写真ばかり撮るね。絶対にあなたが写らないようにする」

というわけで、我々はとある秋の週末、新幹線「こだま」に乗り、静岡へ。昼間は静岡市内を観光し、夕方5時にマリちゃんの家へ。ビールを飲みながら、鍋料理を皆で食べ、楽しい時間を過ごした。途中、アリバイ作りの撮影もし、21時30分に僕らは静岡駅近くのホテルへ。

そこから風呂に入り、この晩もたっぷりと濃厚なエロを満喫した。

4人のセフレが言うこと

こうした4人とのセフレが異口同音に言うのがコレだ。

あなたのチンコ、好き。途中、グンッ! と反って上を向いているのが好き。気持ちいいの」

僕のルックスやら人間性というよりはチンコが好きと言われるのもそれはそれで複雑な気持ちだが、今はホメてもらえたと思うことにしている。

Text/中川淳一郎