恋人が落ち込んでいる時に出来ること
martinak15
楽しい時間を誰かとシェアしたいのは当たり前で、
願わくば、24時間365日「楽しい」の連続であってほしいけど
そううまくはいかず、上り坂も下り坂もあるのが人生。
楽しい時に側にいて欲しい人はたくさんいるけど、
辛い時に側にいて欲しい人の顔は、そんなに
思い浮かびません。だから、私にとって
「辛い時も一緒にいたいかどうか」
は愛情のひとつのバロメーターになっています。
昔付き合っていた人は、格闘家で、
肩に大きなケガをしていました。
私と会った時はケガが原因で一時的に
お休みしている時でしたが、
格闘技を再開したくて、
いろいろなお医者さんに通っていました。
だけど、ある日、頼りにしていたお医者さんに
傷が一生治らないこと、
プロの格闘家としては今後二度と活動できないことを
告げられてしまいました。
その時の絶望しきった彼の姿を見て、
恋人って無力だな、と心の底が、
しんと冷えるような悲しさを味わいました。
人生はひとりひとりのもので、
誰かの辛さや悲しさを代わってあげることは出来ません。
私の肩と、変えられるものなら変えたかったけど、
そんなことは出来ないし。
起こったことがたとえどんな問題であろうと
解決法を恋人に提示できる人はいません。
人生における試練は、
その人に帰属していて、対峙するのも、立ち向かうのも本人だけ。
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