さすような真夏の陽射しも落ち着きつつある今日このごろ。夏の疲れが出はじめている人も多いのでは?
溜まった疲れを癒すには、日本人ならやっぱり温泉。家族や友だち、恋人など、誰かと連れ立って行くイメージが強いですが、実は今、“おひとりさま温泉”なるものがひそかなブームを巻き起こしているのです。
おひとりさまならではの温泉の魅力
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北は北海道から南は沖縄まで、日本各地に点在する数々の温泉。“おひとりさま温泉”とは、それらの中から好きな温泉に「ひとりで出向く」だけのことなのですが、「連れ合いがいない」というだけで湯の味わいが変わってくるから不思議なもの。
広々とした湯船にゆったりとつかりながら、香りや効能、景色を楽しめるのが温泉の醍醐味ですが、連れ合いがいるとなかなか自分のペースで味わうことは難しい。「のぼせちゃったから先に出るね~」なんて言われてしまえば何となく慌てて出なきゃいけない気分になるし、おしゃべりに夢中になって景色を堪能できないこともしばしば。
「もっとこの湯を味わっていたい」と思っても、「あっちのお湯にも行ってみよう!」なんて誘われれば、つい連れ立って行ってしまいますよね。お相手が異性であれば、「もう出て待っているかも」と、落ち着いて入ることすらできません。
でも、おひとりさまなら思うぞんぶんお気に入りの湯と景色を楽しめるんです。会話をする相手がいなくたって、例えば海に面する露天風呂で沈みゆく太陽と移り変わる夕焼け空を眺めていれば、「ひとりでよかった」と思えるはずです。
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