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この本は、世間に向けたわたしの呪いなんです

――お酒をやめて約半年が経ちますが、これまでの不安やプレッシャーは、今後お酒なしでも克服できそうですか?

まんしゅう

うん、今はお酒なしでもやっていける自信がすごくあるの。断酒してから一時期はとても不安定になったし、実は『アル中ワンダーランド』も半分泣きながら描いたんですよ。この作品は、世間に向けたわたしの呪いだと思って描いてました。でも、そんなつらい状況の中でも一冊描き上げられたっていうのが自信になったし、今は絶対大丈夫って思ってる。まあ、たぶん今は躁状態だからだと思うんですけど(笑)。

――心配になること言わないでください(笑)。結局、自分の中の孤独や不安とうまく付き合っていく方法ってなんだと思いますか?

まんしゅう

お酒も適量さえ守れれば最強のツールだと思うんですけど、わたしはその加減がコントロールできなくなっちゃったわけで。これをしたら不安が解消できるというあらゆる方法を試して、自分の中で何パターンか用意しておくといいと思います。わたしの場合は、まずあぐらをかいて10分くらい深呼吸してから、50mダッシュを3本するの。須藤元気のYouTubeで見たんだけどね(笑)。

――確かに、「人間、息があがっている状態では落ち込めない」っていう説を、Twitterか何かで見たことあります。

まんしゅう

ほらね、やっぱり体を動かすのはいいんだよ! あと、どうにもならなくなったときは、自分で自分をビンタしてから倒立するようにしてた。そうすると、あらゆる血が頭にのぼって落ち着くんだよね(笑)。この本を描いてるときも、何回も逆立ちしたもん。

――頭に血をめぐらす……覚えておきます! 最後に、漠然とした孤独と不安を抱えているおひとりさま女性に、一言お願いします。

まんしゅう

自分はだめな人間だって落ち込んでいる人がいたら、世の中けっこうだめな人だらけだよ、あなただけじゃないから大丈夫だよって言ってあげたいですね。『ハルモヤさん』『アル中ワンダーランド』は、そういう人たちにくすっと笑って気楽になってもらいたいな、と思って描いたんで。……ね、わたしって真面目でサービス精神旺盛でしょ?(笑)

Text/福田フクスケ

※2015年5月19日に「SOLO」で掲載しました