匂い立つような魅力があるって素敵だよね

「今の自分を変える」よりは「今の自分と乖離があると恥ずかしいので今の自分にもなくはない要素を追加する方向で」と思い切りの悪いリクエストをしてしまった私だが、結局勧められた香水は4つ。
クリーンのシャワーフレッシュ、イッセイミヤケのロードイッセイオードトワレ、ドルチェ&ガッバーナのドルチェフローラルドロップス、そしてトムフォードのジャスミンルージュ。

結論からいうと、やはり人工的な香りが苦手な私はジャスミンが強いトムフォード以外は「う、無理」と思ってしまったのだけど、香水の種類だけでなく、服のタグにつけるのがいいとか、手首につけるのがいいとか、それぞれがより引き立てあう重ね付けの方法まで教えてくれるので、もともと香水が好きな人にとっては、やっぱり貴重な体験になるのではないかと思う。
私の場合も、食わず嫌いをしてきたために自分の好きな香りに出会えてこなかったわけではなく、本当に「香水」が苦手なのだとわかり、可能性を1つ潰せて結果的には大満足だった(面白かったし)。

私は現実の香水は苦手だけど、『男ともだち』みたいに香水の描写がある小説って、たとえその香りが自分の好みではなくても、匂い立つような魅力があって素敵だと思う。
本作において香水はあくまで脇役だけど、微妙な関係の男性がいる女性に超おすすめなので、香水診断と一緒に一度、試してもらいたい。

次回は<どうしたらいい?30代以降の独身の「趣味ない」問題>です。
楽しく一緒に海に行き、バーベキューし、週末にはフットサル…そんな「リア充」系趣味で若い時間を使ってきた人たちが独身のまま30代に突入すると、「趣味ない問題」にぶちあたります。家庭をもった友人たちとはなかなか予定が合わない時間をどう使う?