そして、お待ちかねのホットケーキが運ばれてきたのですが、この日一番の驚きの声を上げてしまいました。なんと直径は7インチレコード程もあり、1枚4㎝ほどの厚さです。

茅場町「珈琲家」

1枚から注文可能ですが、おなかが空いていたので欲張って2枚注文してしまいました。
もし、自分が手のひらサイズの大きさであったなら、ここで眠ってみたくなるほどふかふかで、圧倒的な存在感があります。
思わず「すごいですね」と運んできてくれた男性に声を掛けると、「型で焼くわけではないので、どんどん大きくなってしまって」と笑顔。

まずはたっぷりのバターで、2枚目はシロップを染み込ませながら美味しく完食。
帰り際の「ビーフシチューも美味しいよ」という誘惑に近々の再訪を誓い、小麦粉とバターとシロップの甘い幸せにすっかり満たされたままあたたかい気持ちで帰りの電車に乗るのでした。

Text/難波里奈

※2017年2月3日に「SOLO」で掲載しました

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