先日、韓国の釜山に行って参りました。韓国といえばグルメと美容……というわけで、合法レバ刺しを食べたり、ナップコセというイカと海老とホルモンの入った甘辛い鍋を食べたりと食を満喫した後、チムジルバンと呼ばれる温浴施設にてアカスリを受けたのですが、それがこれまでのアカスリ体験の中で最も衝撃的だった。
韓国のアカスリがすごい
と、その前に。このエッセイを読んでくださっている方のなかには、アカスリって何?って方もいらっしゃると思うので一応説明すると、アカスリとはミトン型の専用タオルで体中を擦って垢を落とすという美容法で、韓国のスパやチムジルバンと呼ばれる温浴施設では大概、体験することができます。
日本でもたまに、メニューとして用意してあるエステなどもあるし、新大久保にある女性専用サウナでも受けることができる。びっくりするくらい垢がボロボロと落ち、終わった後は肌がツルツルになるのでわたしはわりと好きで、韓国に行くと毎度、施術を受けるんですが、これがなかなかに強烈なのです。
というのも全身の垢を擦るわけだから当然のこと全裸。それで全身をひたすらに擦られる。股間周辺もかなりキワキワまで擦られるし、その際には膝を立てられるのでIゾーンが丸出しに。女しかいない場だし股を開くのは重々、納得の上ですが、一応の配慮なのか施術者のオバちゃんは、上半身は裸で、下半身にはなぜかヘアが透け透けのパンティーを身に着けている。たまにブラをしている人もいるけどやっぱりシースルーで乳首が透けている。恥ずかしさ痛み分けってテイを取られたところで、こっちは「セクシーランジェリーじゃなくても……」と複雑な気持ちになるのが正直なところ。しかも、わたしは地元の人が普段使いするようなローカルのスパばかりいくこともあって、いつも「え?」という目に合うことが多い。
女友達と向かい合いで…
たとえば女友達総勢10人ほどで韓国旅行に行き、全員でアカスリを体験した際には、まず全員で湯船に浸からされた後、半数が呼び出されて、湯舟の対面にある壁に沿って並ばされた。その挙句、立ちバックのような前倒お尻突き出しポーズを取らされて背後から塩を全身に塗り捲られた。湯舟に浸かっている残り半数の女友達たちに見られながら……刑務所かよ。また別の時には、女友達と向かい合いのベッドに案内されたのはいいけれど、頭と頭ではなく、下半身と下半身が向き合う体勢を取らされて、貝合わせなの?ということもあった。
そういう感じで総じて扱いが雑であるのですが、そのワイルドさがアカスリの魅力でもある。が、今回、釜山の『Bally Aqua Land』という24時間営業で宿泊もできる温浴施設で受けたアカスリはさらに一段強烈だった。
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