エロ連載をしていると「私のエロ話も聞いてよ!」と言われることがある。というわけで、今回は、東北地方に住む美女・恵美子さん(40代)から聞いた話を書いてみる。彼女の話を口語体にする。
駐車場で思いがけない出会い
私の友達が宿泊施設兼宴会場みたいな施設をオープンしたの。そこに皆で行き、鍋パーティーをしたんだけど、終電の早いコもいたわけ。私は彼女を最寄り駅まで車で送って行き、その後は家に帰ろうとしたのよ。
他の人々は泊まることになっていたのでちょっと後ろ髪を引かれる思いだったけど、私と彼女は「また会おうね~」と一足先に外に出たの。皆は外まで送ってくれて手を振ってくれたんだけど、私が駐車場でハンドルの切り返しとかバックとか色々したのよ。バックって言ってもセックスのバックじゃないわよ。車を後ろに動かしたってことよ。ちなみに私は正常位が一番好き。相手が喘いでいる顔を見るのってちょっと興奮しない?
そうしたらさ、なんと駐車場の後ろにある側溝にハマってしまったのよ。ハマったってエロい意味じゃないわよ。後輪が側溝にスッポリと、挿入されちゃったってこと。皆は慌てて出てきて、車の後ろの方を持ち上げようとするんだけど、側溝の幅が広過ぎて少し持ち上げるレベルでは動かないの。私はアクセルをふかしてブワンブワンやるんだけど、後輪駆動の車だから動いてくれない。
そういえば、側溝に忍び込んで女性のパンツを見たり盗撮して3回逮捕された不届きなスケベ男がいたな……なんてことも思い出したの。1000回以上覗きをし、5~6時間側溝に居続けても苦にならなかったとか。そして、「生まれ変わったら道になりたい」と警察に供述したんだってさ。
皆は「もう少しだ!」「もっと力入れろ!」とか大騒ぎしているし、エンジン音がするから、そこに近隣住民がやってきたのね。見るからにガラの悪いおじさんが来て「コラ、お前らうるせぇぞ!」と怒鳴ってきた。
ガラの悪いおじさんに怒鳴られて
この時、もう人間の力ではどうにもならない、と判断し、そして友達の終電も諦めてこの施設に泊まることは決定したわ。だから、JAFを呼んでじっくりと側溝からハマった私の車を出すことにした。そんな折りにこのおじさんがやってきたの。
私は慌てて外に出て「騒がしくて申し訳ありません! 側溝にタイヤがはまってしまい、もうすぐJAFが来ますので、なんとかします!」と釈明。おじさんはひとしきり「うるせぇんだよ!」「何時だと思ってるんだ!」なんて言う。さらには「オレはムショに18年入ってた!」なんて脅してくる。
でも、人間の怒りなんてものは、相手が反論しない限り、1分も続かないの。おじさんも「まぁ、早く脱出できるといいな。オレも言い過ぎたよ」とか言い出した。ここまで来れば、おじさんは許してくれる。
そんな状況下、私は半袖シャツから出た彼の腕の和彫りに見惚れていたの。これまでに見たどんな和彫りよりも美しいの。本当に美しい和彫りが彫られているので「うわー、おじさん、コレ、芸術品みたいですね!」って言ったわ。別にお追従をしたかったわけでなく、本心から言ったの。
私は自分で入れ墨を入れたいとは思わないけど、他の人の入れ墨でレベルが高いか低いかってのは分かる。このおじさんの入れ墨はとにかくそれまでに見た入れ墨の中で一番キレイだった。
するとおじさん、恥ずかしがって「いや……。まぁ、ホメてくれてありがとう」なんて言う。私は「シャツを脱いで身体の入れ墨も見せてくださいよ!」と言ったらおじさんは恥ずかしそうにシャツを脱いだ。やっぱりそれも芸術的な美しさだった。私がさらにホメたらおじさんは今度はジーンズを脱いで脚まで出したわ。
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