ギャルたちに仲間入り

ちょっと! わたし! 46歳の子持ちのオバサンなんだけど! いいの!? が、誘ってくれるならば……というわけでわたしもお仲間に入ることに。ギャルたちと踊り、タトゥーだらけの白人男性から飲め飲めと勧められたバケツカクテルをガブ飲みしていると、かわいい系ギャルのほうが「ボーイフレンドが迎えに来たから帰るね」とさっさと退場。明らかに交代要員=わたしが来たからお役御免した様子。

女がひとり減ったことで焦りを感じたのか、タトゥーの男はさっきにも増して、カクテルを勧め、やたらと体を寄せてくる。あんまり面倒なことにならないうちに退散したほうがいいかもなぁと、いいところでケバギャルに「ごめん、明日、早いから帰るね!」と告げてわたしもさっさと離脱。

飲み逃げたわー久しぶりに接待要員みたいなことしたわーウケるーと思いながら、ホテルに戻って、帰る際にケバギャルと交換したInstagramのアカウントを開いてみたところ、高級ホテルのプールや綺麗なビーチで際どい水着を身に着けてポーズを撮っていたり、ドレスアップして高そうなレストランでディナーをしているキラッキラの画像がずらり。パパ活女子なの? インフルエンサーなの?  っていうか、全部ワンショットだけど、誰が撮ってんだよ!とつっこみつつ見ていると、DMが届いた。読むと「またタイに来ることがあったら知らせて。遊ぼう」と。次回、タイを訪れる際には連絡を取ってみようと思っています。

Text/大泉りか