下品さとエロさを抱えながら、もっといい女になってやりたい

エロも性的な不快感もないかっこよさ

by Ekaterina Ilina

先日SUMMER SONICに3年ぶりに行ってきました。いやあやっぱり楽しかったですね。私は音楽と音楽を聴きながら飲む酒と、音楽について友達と話をしている時間が大好きだというのを再確認できました。

大好きなThe 1975のライブも素晴らしくて、3年ぶりに再会した友達の目を気にすることなく、泣きながら演奏を聴き入っていた。ちょっとキモかったかも。そういえば、コロナで部屋から出られなかったとき私はこの音楽に支えられたし、この時をずっと待っていたんだよな、と思って泣いた。あの瞬間に立ち会えてよかった。私って人として割と出来損ないだけど、この音楽を聴いて涙を流せるくらいの感性があるなら、まだ生きていてもいいのかもしれないと思った。愛しているぜ、The 1975……。
RINA SAWAYAMA、Griff、ZICO、ØZIとかもよかった。音楽ってやっぱり最高!

そして、1日目に見たMANESKINというイタリアのバントが特にかっこよくて、度肝を抜かれた。音源は事前に聴いていたし、楽しみにしていたバンドの一つではあったんだけど、予想以上でしたね。ダイナミックな演奏に、大きなステージの使い方が上手い。ボーカルだけではなくて4人全員に天性のスター性みたいなものが備わっていて、動く度にキラキラ輝いて見えた。あと衣装がとっても素敵……!

「音楽の趣味は幼少期に聴いていたもので決まる」とかいう研究がこの世にはあるそうだけど、とっくに大人になってしまった今、こんなに夢中になってステージを食い入るように見てしまうことってあるんだって思った。MANESKINみたいなバンドのライブを見れたのは今年のサマソニの大きな収穫だったかなあ、と思う。

MANSESKINのヴィクトリアというベースを弾く女性はニップレスだった。おっぱいに黒いガムテープでばってんして。演奏中、ストラップが擦れたのか、外れてしまったのにも関わらず、気にするでもなく堂々と演奏をしていて、なんてかっこいいんだろう!と思ったんですよね。ライブ配信もあったので放送していいのか?と思いつつも、そこにはエロも性的な不快感も一切なくて、ただただかっこよかった。あまりにもかっこよすぎて、ゲラゲラ笑いながらステージを見つめていた。