職場のよい人間関係作りが、恋愛感情に置き換えられるのはなぜか?

働きやすさを目指すと、恋愛感情に置き換えられてしまう

by Laura Davidson

今のご時世的に職場恋愛ってかなり難しいものになってきているじゃないですか。コロナで出社の頻度も落ちて、会社の人と雑談するどころか直接顔を見る機会も少なくなって、その分飲み会も減るから仲良くなるタイミングもない。

仮に恋愛モードに駒を進めるとして、連絡先を交換するとか2人でどこかに行くとか食事をするのはマストだけれど、そもそもプライベートに関して聞き出すのもサシで飲みに誘うのも何かのコンプライアンスに引っかかる気がする。確実に相手が自分に好意があるとわからないとその一歩は踏み出せないけど、結局相手の気持ちなんて100%わかるはずないから自分の思い込みである可能性は高いわけで。さらにはたとえ付き合えたとしても、その先のことも別れてからのことも面倒臭かったりするし。

まあ、私は職場恋愛をしたことも、しようと思ったこともないのでわからないけれど、少し前まで出会いの場として主流だった職場恋愛、かなり激減していません? 私の周りだけでしょうか? だったらすみません。

前回、私は「女の話題」に入れないという話をした。たとえばそれは恋愛小説を読んでいると笑われるとか、ほぼ毎日自炊をすると答えると「お前が?(笑)」という反応をされるとか。性別や仲の良さに関わらず、この手の反応をする人は一定数いる。だから私は恋愛の話、美容やコスメの話などを人前でするのが苦手だ。

そういう微妙な立場にいると、男の人からも割と露骨に馬鹿にされることがある。仕事やプライベート問わず、「こいつならいけるんじゃないか?」と思われてナメられる。軽い対応でも、雑な扱いでも、ちょっとキツいいじりでも許される人という立ち位置になる。私ができるだけ親切にしたり、いい人であろうするのは仕事をしやすい環境を作りたいだけなのに、その努力が恋愛感情に変換されることが多々あるのだ。

さらに厄介なことに、物事をはっきり言うとか人に注意するとか、ナメられないような態度を取ると、おそらく今度は「気が強い」「お局」などと言われて怖がられるようになる。それもちょっと嫌なんですよね。