女優さんのハプニングに対して…
撮影スタート直前、トイレから帰ってきた女優さんが股をパカッとした次の瞬間、「あっ!」と小さく叫んで、恥ずかしそうに目を伏せるというハプニングがあったのです。撮影が押さないように、急いで戻っていたせいか、そこには拭き残しのティッシュかすがついていた。すると、すかさず件の彼女が「大丈夫、大丈夫~。それがエロいんだから~」とおっとりとフォロー。さすがはお母さ~ん(涙)! 実生活では子持ちである彼女の包容力が、現場を大きく包み込んだ瞬間を目の当たりにして「エロの現場に、お母さんがいるのって、いい……」と感銘を受けたのでした。
世間一般では、お母さんといえば、エロにアンチするものとされているけれど、実際は全員がそういうわけではないし、お母さん的な属性が、エロの現場でも重宝されることもある。わたしもエロ仕事に従事する、お母さんのひとりです。女性であること、お母さんであることを基盤に置きつつ「信頼できる!」と言われる、エロ仕事をしていきたい……と決意を噛みしめていると、彼女が近づいてきて、こう囁きました。
「ねぇ、わたし、意外とちゃんと働いてるでしょ。それ、ちゃんとツイッターで呟いておいて」それかよ!(笑)。
Text/大泉りか
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