「私はバカにされている」「この人はわかっていない」<6>

こんにちは。

本日、11月13日(水)発売の「an・an」

「彼の行動、その本音」の巻頭見開き

「男性の7つの性質」が紹介されています。

「男性の7つの性質」は、
このブログや「大好きな人が振り向いてくれる本」などでも書きましたが、
改めてご取材いただき、お話ししてまいりました。

店頭には1週間しかありませんので(実際には4~5日くらい?)、
気になる方はお早めにご覧ください!

ところで、今年のはじめごろだったと思いますが、
「『私はバカにされている』『この人はわかっていない』」の記事を
書き始めようかと思った時期に、

ふとコンビニで手にとった本(『怒らない技術』)のたまたま開いたページに、
サッカーの長谷部誠選手のこんな話が書いてありました。

これは長谷部選手の『心を整える』という本に書いてある話らしいですね。

まさに、
この「『私はバカにされている』『この人はわかっていない』」シリーズで
延々と書いていることです。

以下、その話を簡単にご紹介いたします。
手元に本がないので、記憶で、ある流に要約してあります。

長谷部選手がプロに入ってすぐに、二軍の遠征のメンバーに選ばれた。

彼は

「やったー!!ついに試合に出られる!!」

と、家族や親戚に連絡をした。

喜んだ家族たちは、はるばる遠征先まで試合を見に来てくれた。

二軍の試合で、観客席はガラガラなので
グラウンドからでも家族たちの姿を見つけることは容易だった。

しかし、なんと彼はその日、試合に出ることはなく、
ずっとベンチを温めているだけだったのだ・・・。

試合が終わり、
彼は家族に申し訳なく、悔しく、
怒りの矛先は、メンバーに選んでおきながら
使ってくれなかった監督に向かった。

気も狂わんばかりでじっとしていられなかったので、
練習場で壁に向かってボールを蹴り続けた。

「くそ!くそ!監督の野郎!だったら、なんで選ぶんだよ!!くそっ!!!!」

何時間もボールを蹴り続けていると、ふと気づいた。

「・・・違う。監督が悪いんじゃない。自分の力が足りないんだ」

その瞬間、彼の怒りは消えたのだった・・・。

ええ話やっなぁ~~・・・。

これ。これなんです。

このシリーズで、自分の経験や、仕事、友人、恋愛の例を出して、
「怒りを感じなくなる、デキる人は必ずしている発想の転換」
として延々と書いているのは。

とてもわかりやすいですね。

長谷部選手も、最初は
自分の都合、自分の感情だけで怒り狂っていたわけです。

自分の内側からの視点しかなかった。

それが、怒りをめちゃくちゃに発散させ、
ようやく1つの真理に到達したわけです。

「自分は試合に必要のない選手だから、使われなかった。

自分が試合で使われる水準に達していないだけなのだ」

と。

客観的に外側から見ることができたのですね。

視点が180度転換したその瞬間に、
「わかるとわかれる」の法則で、スッと感情がしずまった。

そういうことなのですね。

そして、

「使わない監督が悪い!!」

でいる限り、
ブログタイトルの「この人はわかっていない」になり、
この人はこのままなのです。

しかし、

「自分の力が足りないんだ」

になった瞬間、黙々と努力をしはじめ、
結果を出せるようになっていきます。

それでは、長谷部選手の話も踏まえて、
「私はバカにされている」「この人はわかっていない」<5>からの続きです。

もしも会社からの評価を上げたいならば、
会社の目に「彼女(あなたのこと)は優秀だ」と映るようにする必要がありますよね。

私はこれを「プレゼン」と呼んでいます。

「わかってくれない」「評価されていない」

というモヤモヤを持っている人には、

「プレゼンをしなさーい!」

と言いたいのです。

プレゼンというのは、別にパワーポイントで資料を作ったり、
部屋を薄暗くしてプロジェクターでなんやかやすることではありません。

「自分の伝えたいことを、相手に『わかる化』する」

という意味です。

以前挙げた、仕事の例で考えてみましょう。

あなたは、

「長期的な目で見たら、私のやり方のほうが
お客様からの信用を得て会社のためになるはずだ」

と、自分の中だけで思っていても仕方がないわけです。

相手は超能力者ではないので、わかってもらえるわけがないのですから。

会社が

「なるほど、彼女のやり方のほうが会社のためだ」

と思うようにする必要があります。

それができないなら、怒るのはおかしい。

私は普通の会社で働いているときも、夜のお店で働いているときも、
自分の発言権を高めたいと思ったときは、かならず同じことをしていました。

それは、

「結果を出して、
会社から見て言うことを聞きたい人、
あるいは言うことを無視できない人になる」

ということです。

ここで挙げた例ですと、

「ミスは正直に報告した上で、誠実なやり方で、だれよりも利益を上げてみせる」

ということです。

それができないなら、あるいはしたくないなら、
わかってもらえなくても、
あるいは聞く耳を持ってもらえなくても当然だと思うので、
「そりゃそうだろうな」と特に怒りも感じません。

そして、

「ミスは正直に報告した上で、誠実なやり方で、だれよりも利益を上げてみせる」

ができた暁には、どんどん発言権が増していくので、
ストレスも減り、怒りも感じません。

とにかく、「怒る」「モヤモヤする」ということがなくなるのです。

「私が思っていることを、言わずに理解して、認めてほしい」

「私の発言力を高めるためのプレゼン(結果を出す努力)は、大変だからしたくない」

つまり、

「私は何も変わりたくないし、努力もしたくないけれど、
私の都合のいい現実だけが起これ。
なぜ起こらない!」

と怒っている人が多いと感じます。

(だから、イメージするだけで願いが叶う系やスピリチュアルの本が売れ、
ほとんど全員に何の結果も出ないのですね)

しかしそこで怒っている限り、
結果も出せず、人からも認められず、不満は消えず、
という人生のまま
です。

「人のせい」にする思考だと、いつも不満と怒りでいっぱいなので、
心が休まらずに大変です。

「自分以外の人はわかってくれなくて当然」なのです。

それが前提になると、本当に怒りやモヤモヤがほとんど発生しなくなります。

少なくとも、今よりは激減することはたしかなのです。

評価を変えたいなら、
「相手から見た自分」(結果)を変える。

あるいは

自分の言動を変えたくない、あるいは変えられないなら、
周りの評価が変わらないのは当然だと理解する。

ここさえ本当にわかっていれば、
納得感があり、怒りはわかないのですよ。

もし私が会社を経営するなら、こういう人に働いてもらいたいですねえ。

なぜなら、結果を出すから。伸びるから。

次は友達関係の例について書く予定です。

前回の記事「【永久保存版】私がもらった『人たらし』メールから学ぶ、モテる人の特徴」は
本当に永久保存版だったのですが、
ブログのコメント的には反響は薄いものでした。(笑)

ところが、個人的なメールでの反響がいつもより大きかった。

かつてのお水仲間からは

「今回の記事に激しく共感!!したから思わずメールしちゃった♪

お水時代は自然に出来ていたのに、離れてからは、
あー…いつのまにか要求が多かったな、て思った。」

というご感想をいただき、

(彼女と同僚だったときに、
彼女の接客を見て「この人はすげぇ!」と感動し、
私から必死に接近してお友達になり、
お産にまで立ち会う間柄になりました。笑)

お仕事関係者では、
用件以外にご感想をくださった方もいらっしゃったり、

「CLUBある」のご参加者からは

「!!!!!すごいです~~~!
こんな記事を書ける、あるさん、すごすぎます!
もう、ホント天才です!愛の神です!!
いつもびっくりする位、感嘆しちゃいますー!!!」

「今回のブログの記事は、まさに今現在の私のことでした。」

「すぐにブログは保存しました。
自分の細胞にするまで毎日、見続けようと思います!
既に10回以上、読んでます(笑)」

という激しい(笑)ご感想をいただき、

(彼女は「an・an」の座談会にご出席くださいました)

「CLUBある」の別のご参加者、久條夏貴さんからは

「あるさんのブログの昨日の更新を拝読して
すっごく感動して、私も何か原点に帰らせていただいたように感じた(略)」

「今回のブログ記事は、モテるモテないの話だけではなく、
ビジネスの営業などにも通じる話だと思いました。」

「記事は印刷しましたので、今後も何度も読み返します。」

とのご感想をいただき、
「ビジネス・・・たしかに!」と思わず膝を打ちました。

彼女のように、
恋愛の記事を読んでビジネスなど他ジャンルに役立てるような発想は
とても重要なのです。
原理をつかむのが重要なので、表面的なジャンルは関係ないのですね。

そして彼女は、ご自身のブログで、
この記事のどこがどう腑に落ちたか、を書いてくださいました。

恋愛も人間関係も根底は同じ」←こちらの記事です

命柱セミナーのご報告のブログ記事で
まっさきに「大阪でもやってください」とコメントをくださり、
大阪公演のきっかけを作ってくださったのもこの方です。

そんな彼女は

ある本(あなたのままで、願いをすべて叶える本)」の
少人数(5人以内)の勉強会(参加費無料・お茶代実費のみ)を
大阪市内で開催
されるとのこと。

日程など詳細は未定とのことですが、
少しでもご興味を持たれたら、久條さんにメールか、
アメブロIDをお持ちの場合は、久條さんのアメブロのメッセージへ
お気軽にコンタクトしてみてくださいね。

私も自著の勉強会の開催は嬉しく思っておりますので、
心より応援しております!

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