忘れたくても忘れられない史上最悪の別れ体験談(前編)

 聞くのもはばかれる「別れ」の話。しかし、辛い「別れ」があったからこそ、次なる「出会い」があるのです。傷ついた分だけ、一歩大人になって前に進んでいきましょう! 
AM読者のみなさんに「忘れたくても忘れられない史上最悪の別れ」の体験談を募集しましたところ、たくさんのお話を聞かせていただきました!
その中でも特に印象的なものを選んで前後編で、お送りいたします。

勘違いナルシスト野郎にされた寒い演出…

 勘違いナルシスト野郎と付き合っていたときのこと。付き合ってすぐに彼が豹変。私の行動に「あの時どういう風に考えていたの?」などと説明を求めたり、「女の子なんだからTシャツは着てほしくない」などと独自の女の子論を押し付けてきたりと、とにかく私の行動をいちいち監視するようになりました。
そう責められるたびに「そんなこと言われるくらいなら別れたい」と私から言っていたのにも関わらず、「まあまあ、その話はいいじゃん。そんなムキにならないでよ」などと、うまく交わされて、なあなあにされてしまっていました。
そんな矢先に誘われた新宿御苑デートの帰り道。
御苑前の大きな交差点のど真ん中で急にハグ!! からの、無理矢理熱いキス! そして驚愕の一言…!
「今の俺にはお前を幸せにすることはできない、ごめんな」。

明らかに自分に酔っているような表情でそう言い放つと、私を交差点のど真ん中に残したまま去っていきました。
勝手にドラマの主人公になりきった勘違い野郎に付き合わされた形になり、恥ずかしいやら、情けないやら…。
それに何で、私がふられたカタチになってしまったのか…、本当に納得いきません。
(ぱるぱる/29歳/営業)

<編集部の一言>
傍からみたら、あなたもドラマの登場人物ですよ。そこまで演出されたら、交差点で泣き崩れるぐらいの演技を見せてほしいものです(笑)。

ブサイクに浮気されたほうがイケメンにされるより許せない!

メイン2 Podknox

 まわりが「なんで?」っていうようなブサイクな上に髪が薄い男性と付き合っていたときのこと。自称B専の私は「ブサイクでもハゲでもその人が好きなの~」と公言していました。今思うと7割ぐらいハゲに恋する自分に酔っていたのですが…。
そんなブサイクな彼だったので、完全に油断していたのですが、その彼から信じられない言葉が…、「昨日元カノと家で飲んでいたら、気がついたら朝まで話しちゃった。やっぱり気が合うんだよな」と。
うぶだった私はあまり不満をいうことができなかったのですが、「仲いいのは分かるけど泊まるのは嫌だし、元カノとの方が気が合うって言われてるみたいでショック…」と涙ながらに訴えると、「ごめんな」と言いながらハグしてくれました。
「言うのは勇気がいったけど、言ってよかった」と思って、ホッと安心したところで彼からなぜか「ごめん、別れよう」と…。ハグで安心していた分、わざわざ高いところにあげられてから、落とされたようでかなりショックでした。
彼からふられることなんて想像もしていなかったので、「私は好きだからやりなおしたい」と言ってその場をあとに。
すると、後日呼び出されて「好きか分からないけど、やり直してもいい」と。超上から目線で完全に調子にのりまくった彼を目の当たりにして、思わず「ハゲのくせに調子のってんじゃねーよ!」と今まで感じたことのない種類の怒りがこみあげて…。
怒りのエネルギーをコントロールすることができず、彼の襟ぐりを掴み「オラァーー!」と引き寄せると、彼にヘッドロックをかけてしまいました
(テレビのプロレス中継を思い出しながら)。
3姉妹のなかでおしとやかに育った私が人に本気でヘッドロックをかけたのは、あのときが最初で最後です。
(まいこ/33歳/金融)

<編集部の一言>
「ハゲの男と付き合ってあげている」という密かな優越感に浸っていたツケがまわってきた瞬間ですね。
でも、ちゃちい優越感に浸って、健気な女を演じているときよりも、彼に思いっきりヘッドロックをかけているときのあなたの方が数倍輝いているはず! 試合の続きを是非、後楽園で。