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  • 2013.02.02

生きていれば、別れがくる『別れる力 大人の流儀3』

別れる力 大人の流儀3 伊集院静 講談社
©Broken Flowers By h.koppdelaney

 本書は小説家の伊集院静さんによる人気シリーズ『大人の流儀』の第3段。今回のテーマは「別れ」です。

 愛する人の別れを味わったとき人は、辛く、苦しい、絶望感に苛まれます。相手のことを深く思っていればいるほど、その悲しみはいつまでも心から離れないもの。二度と同じ経験など味わいたくなくても、生きていれば人は出会い、そして別れを繰り返します。

 著者の伊集院さんは20歳のときに16歳の弟を亡くし、35歳で妻の夏目雅子さんを失いました。弟、妻、友人など、数多くの別れを体験してきた著者が、当時のエピソードを踏まえながら別れについて考え、メッセージを送ります。

 伊集院さんは「理不尽な別れに神を呪ったこともある。 酒に溺れ、無気力な日々を過ごした。 だが、いまならわかる。 出逢えば別れは必ずやってくる。 それでも出逢ったことが生きてきた証しであるならば 別れることも生きた証しなのだろう」と綴っています。

 大人として“別れ”をどう受け止めるべきなのか。あのときの出会い、別れ、その後の自分の生き方をもう一度見つめ直してみませんか。

別れる力 大人の流儀3 伊集院静 講談社

書名:『別れる力 大人の流儀3』
著者:伊集院静
発行:講談社
価格:¥980(税込)

Text/Yuuko Ujiie

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