新しいものを断固拒否!現状維持女(5)

「このままが一番…。今までだって、これでやってきたんだもん。今より悪くなることはないよね」
新しい風を断固拒否して、いつものメンバーで、いつもの話題を繰り広げる毎日…。気がついたら何も変わらない、でも刺激を求めるなんて贅沢な話よね、いつもと同じ日常が後から思い出すと本当に幸せだったりするのよね…などと、惰性で続けている毎日をいい方に解釈。

「この色のこのカタチの服、何着も持っているんだよね…。でも、結局これが一番似合うし……」
「今までそういう人好きになったことないし、これから先も好きになることはないと思う」
「いつものメンバーもどんどん結婚していったな…でも残りのメンバーの友情は絶対よね」

 変わらないことが楽、見たことないものはとりあえずやらないと思っているうちに、いつのまにか新たに吸収するものに強い拒絶を覚えてしまう。
仲の良いメンバーが数年変わらない、住んでいる街がずっと同じ…。
いつもの友達といつもの喫茶店で愚痴を語り合う。学生時代はバイト先の愚痴、社会人になったら上司の愚痴、年齢が上がるにつれ新しく入った新人の愚痴が増えていく…。

脱フツウ 現状維持女 julianrod

 あれ? なにも変わってないよね!? このままの状態が続いていくんじゃないの? と不安になりながらも、新しいものを受け入れることができないあなたは「現状維持女」です。

 その表面ばかりの心地よさを体が覚えていくことで、視野はどんどん狭くなっていきます。周りが見えないために居心地のよさから抜け出すことができず、現状維持からも抜け出すことができない。そもそも、現状維持なようにみえて、実は徐々に右肩下がりの状態であることに気づいていますか?

 今はギリギリ大丈夫かもしれませんが、そのうちあなたの「いつもの」は通用しなくなります。
「今までの彼氏はこうしてくれた」「今までは男性から声をかけられた」「今までは彼氏と別れるときに新しい彼が出現していた」…そんな情けない愚痴をこぼす前に、「いつもの」を一度お休みして、新しい街、新しいお店、新しい友達づくりにチャレンジしてみませんか?

Text/AM編集部