忘れられない女性とは、彼の自己成長に一番貢献した女性
セックスカウンセリングをしていて、気づいたことは、男性はベッドの上で、快感を得るだけではなく、男としての自信をつけ、自己成長したいと望んでいること。
セックスは、恋愛だけにとどまらず、その方の体、感情、魂が深く関係しあう行為。
ベッドの上での自信は、仕事や人生のバイタリティーに繋がります。
ビジネスで一流を極めている人、本質を理解している人は、そのことに気づいている方が多いです。
私の考えるセクシーな女性は、精神的に自立していて、他人の幸せを自分のことのように願える人。
そんな女性のセックスは、愛にあふれ、カラダを重ねた相手をずっと魅了するでしょう。
自分のイメージする理想の女性のセックスを現実化させるために、私が心がけていることは、自分との経験を通して、男性としての魅力を最大限に開花できるようにサポートすること。
そのためには、ふたりの間にタブーをつくらず、セックスについて、セクシーさについて、会話をたくさんします。
「あなたの思い描く理想の男性像は?」「今までしたことないけど、試してみたいエッチなことってある?」
食事中やお酒を飲んでいる時、セックスの後のまどろみの時間など、カラダと心がゆるんでいる時に、この手の話題をどんどん取り入れていきます。
また「セックスにおけるコンプレックス」も忘れられないセックスにおいて重要なキーワード。
彼の過去のセックスでの失敗やトラウマを見つけたら、彼の心に寄り添い、「二人の課題」として、解消しようと持ちかけるのです。
私の元に寄せられるお悩みの中でもとくに目立つのが「男性のED」です。
相談者は、男性本人であったり、パートナーの女性であったり、ケースバイケース。
EDは、男性の沽券にかかわるコンプレックスで、本人、パートナーともに腫れものに触るような気持ちで、神経質になっている人も多いのが現状です。
メディアで、セックス特集を行う頻度が増えたとはいえ、個人レベルで見れば、まだまだ「セックスの話題は、彼としづらい」というのが、女性のホンネ。
とくに、女性の頭の片隅には、「男性は、セックスのダメ出しに弱い」という認識があるので、話題をさけて、不満を見て見ぬふりをするか、逆に、不満を常に訴えつづけるか、二極化しています。 自分の愛した男性には、付き合っている間も、別れてからも、やはり幸せであって欲しい。 そう思いませんか?
「このままEDが原因で彼と別れたら、彼は、次のパートナーとのセックスにも臆病になってしまうかもしれない。この人の未来の幸せを考えたら、今、ふたりでこの課題をクリアするタイミングなのだ」 そう発想を転換してみてください。
たとえ、自分と別れても、彼がハッピーなラブライフを営めるように、ふたりでコンプレックスをクリアしていくのです。
女性の理解、深い愛情、創意工夫したセックス。
この三種の神器で、彼の男性性を癒し、自己解放のサポートをするのです。
恋愛は、ふたりの自己成長を促し、魂を癒すための行為。
相手を見ているようで、実は、視野は、自分の内面に広がっていきます。
彼だけでなく、自分のLibidoリビドー(=性的欲望)にも忠実になって、ふたりで、新しいエロスの扉を開けていきましょう。
人間は、忘却の生き物です。生きている年月が長くなればなるほど、記憶は積み重ねられ、新鮮味のないことは、忘却していきます。
他の女性と似たり寄ったりのことをしていたら、あなたは、走馬灯のヒロインにはなれません。
セックスにおける初体験をたくさんつくることで、彼の記憶に深く刻まれるのです。
男心をくすぐる魔法の言葉は、「今まで、誰にも言えなかったけど、あなたとなら試してみたい 」
二人しか知らないエロティックな秘密をたくさん持つことで、二人の絆は、どんどん深まります。
セックスは、ちょっと発想を転換するだけで、人間性を豊かにする可能性が無限に広がっていくのです。
これからは、愛する人に感謝され、愛し尽くされ、豊かさを享受するラブライフを歩んでいきましょう。 それが、脱・フツウセックスです。
Text/OLIVIA
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