2019年1月特集『恋愛をコンテンツにする』の第3弾、佐伯ポインティさんインタビュー後編です。前編はコチラから。
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きっと世界の共通言語は英語じゃなくて猥談だと思う。
セックスの話をみんなでもっと楽しむために、前編では「すべらない猥談のお作法」をエロデューサーの佐伯ポインティさんにお聞きしました。
後編では、猥談初心者にありがちなNG行為や、「とはいえ、女が猥談をすると嫌がる人いない?」などをお伺いします。佐伯ポインティ流、SとMの見分け方は必見です。
「性欲」と「猥談したい欲」を混ぜるな危険
――猥談初心者によくあるNGはありますか?
「性欲」と「猥談したい欲」を一緒にしちゃうことがよくありますね。
まず、お互いが「この人とエロいことしたいな」って思ってるときに話す猥談と、ただ猥談がしたくて話す猥談は別モノだと思うんです。だってセックス前に全部話しちゃったら面白くないじゃないですか。
その違いがわかってないと、相手は猥談がしたいだけなのに「エロい話をしたってことは、エロいことをさせてくれる人だ!」って勘違いして「じゃあホテルに……」なんて誘い出したりする。
それって、みんなで鍋をつついてるのに、いきなりあーんしてくるようなものですよね。「今、鍋楽しんでたじゃん!? タレもちげーし!」みたいな(笑)
――たしかに、「猥談=誘ってる」と取られることあります!
異性をすべて性的対象として見る人って、男女ともにいますよね。そういう人は、純粋な猥談が苦手だと思うんです。男女の関係づくりを狙った猥談になっちゃうから。
「この人とエロいことはないな」って心から思い合えるような異性のお友達がいる人じゃないと、猥談はけっこう難しいと思うんですよ。
――楽しい輪の中で、いきなり関係性づくりの猥談する人いますね……悲しくなります。
「おーい! 鍋がまずくなるだろ!」と。
――あんことか入れてくる人ですね。
そう、しかもあんこをあーんしてくるみたいな。ポン酢つけたあんこあーんしてくる。ちがうだろ!って(笑)
僕は、エロい話に当人同士の関係っていらないと思ってるんです。だから猥談バーは連絡先を聞くのもアウトにしています。
もちろん猥談バーではエロい人たちを集めてるんですが、ここに来た人同士でエロいことしたら、気まずくて猥談バーで話が出てこないじゃないですか。ほかで各々セックスして、バーでは共有するだけにしてくれ!って考えてて。学会で研究しないでくれたまえ!って感じです。