2019年1月特集『恋愛をコンテンツにする』の第三弾です。
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みなさん、本当はもっとセックスの話で盛り上がりたいですよね。でも相手に引かれたら悲しいし、すべったら恥ずかしくて死にそうになります。
悩める私たちを「猥談なら、みんな面白くなれる!」と勇気づけてくれるのは、エロデューサーの佐伯ポインティさん。猥談好きが高じて、会員ならだれでもエッチな話を楽しめる「猥談バー」を去年オープンしたそうです。
今回はそんな猥談界のプロ、佐伯さんに「すべらない猥談のお作法」を伺いました。猥談を楽しめるようになれば、恋愛もセックスももっと楽しくなるはず……?
セックスはドヤ顔で指南されないから面白い
――いつもたくさんの猥談を聞いてると思うんですが、飽きたりしませんか? ポインティさんにとっての「猥談の魅力」を教えてほしいです。
「なんでそんなに猥談が好きなの?」ってたまに聞かれるんですよね。
そもそも、人のエロい話ってめっちゃ面白いから好きなんです。それで「なんでエロい話だけ、面白くなりやすいんだろう?」って考えてました。
思ったのは、人生観とか結婚観とか仕事論とかってドヤ顔で語る人がいるじゃないですか、どのジャンルにも。
でもセックスに関しては、ドヤ顔で言う人があんまりいない。権威的な人がいない。親も言わないですよね、「正常位がおすすめだよー」とか(笑) だから自分で創意工夫して、勝手に進んでいくしかなくって。
そうすると人って、めっちゃ個性があふれるから面白いんですよ。作法があんまり押し付けられてない分、それぞれが独自の手法になってて、その独自の人が独自の人とセックスしたりする。だから、どんな人でも話が面白くなりやすい。飽きないですね。
――希望になります。そんな中でいま一番ホットな猥談は?
初カレがAV男優だった女性がいたんですよ。彼女は女子大生のときにAVの現場で働いてて、その現場で口説いてきた男と付き合いだしたんですって。で、その彼氏はかなり有名な人らしいんです、伝説のAV男優みたいな。
その子が言ってたのは、「彼は本当に動物みたい。人間らしい会話をしたことない」と。例えば彼女が代々木公園に行ってデートしよう、みたいな提案をすると「そこはセックスできんの?」と。セックスが1位なんですよ、優先順位。ここ飲みに行こうって言っても「そこはセックスできんの?」みたいな。もう都内の公園はほぼセックスしきったらしいです。
――やばい人だ……。
その伝説の彼氏は親父と二人暮らししてたらしいんですけど、3階建ての建物で、2階に親父が住んでて、3階にその人がいる。2階にトイレがあるんですけど、その彼氏は本当に親父が嫌いだから顔を合わせたくなくて、ベランダでおしっこするんですって。
でも、寒くてベランダに出られない時期はペットボトルにするらしいんですよ。だから遊びに行くと、おしっこのペットボトルがめちゃくちゃ並んでるらしいです。
「っていう人と付き合ってたよ~」と聞いて、「今日はいい日だ……」と思いました(笑) お酒が進むわ~!って。それが最近あった当たりの猥談でしたね。