付き合うか、付き合わないかを口に出すことについて

林:Facebookにもこの話題をのせたのですが、最近って付き合おうって言わないと恋人状態じゃないんですよね。
僕ちょっと年がいっているのでわからなかったんですが、そう思います?

―そう思います。

林:昔は、デートしてキスしてセックスしたら、恋人って思っていいって考えだったと思うんです。
でも、最近は二人でセックスとか色々していても付き合おうかって言わないと恋人状態じゃないみたいで。
それで、その付き合おうとはまだ言っていない状態で、相手の女性が「ちょっとあんた浮気しているでしょ」って言ったら、「え、浮気相手はお前だよ」って言われる可能性があるっていうお話を聞いて(笑)。

―つらいです(笑)。

林:約束をしてないと、セフレの可能性があると女の子が思っていることを最近認識しました。
「付き合おうかって言われていなくて、ただ単に会ってセックスだけしている仲で、こっちにはすごく恋愛感情があるのに、向こうが恋愛感情があるかどうか、あるいは浮気なのかどうかが確かめられない状態をセフレって言うのよ、林さん」って言われました(笑)。

―その話はよく聞きますね。本命になりたいセフレってことですよね。少しダメなセフレかもしれません。

林:AMの特集でいう「片思いセフレ」というか(笑)。そういう人も多いみたいですね。

―セフレという言葉を便利に使っている感じがしますね。昔は付き合うって言わなくても、付き合えたんですね。ブラジルの方の恋愛観とは、また違いますが。

林:大体セックスしたら、付き合うって言わなくてもそれって付き合っている状態じゃないのって思っていたんですけど。

―なんで突然多様化したんでしょうかね?

林:多様化というか、もしかしたら出会える場所が増えたのもあるかもしれないですね。
僕、合コンって行ったことがないんですよ。今44歳なんですけど、同じくらいの年の男性だと合コンしたことない人がけっこういるんですよね。
しなくても、そこそこ周りで相手を見つけていた気がします。
昔の出会いは、職場の中とかすぐ近くだったので、セックスしたらすぐ「恋人じゃないの?」ってなる。

 でも合コンで出会った全く違うコミュニティの人とだったら、あっちでセックスして、こっちでセックスしていても全然バレないじゃないですか。
SNSとか、インターネットで、自分の生活から離れた狩場があるから、付き合うという承認や契約が必要となったのかなと思い始めたんです。
それで、セフレという言葉が今浮上してきたのかなって。

―なるほど。便利さが影響しているのかもしれないですね。

【続きます。次回をお楽しみに!】

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セフレ以上にこんなに楽しい会話ができるバーに興味が出た方はぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。