恋愛料理研究家の大瀬由生子です。
男心を掴む料理レシピ第二弾は、ドライブデートを盛り上げるメニュー。
(「彼の胃袋を掴む心得」、「豚肉の生姜焼きレシピ」、「ホットドッグレシピ」もあわせてどうぞ!)
「男の胃袋を制するものは、男の心を制す」とはよく言いますが、そもそも、食べるって行為自体、艶っぽいことだと思わない?
愛をささやくことも、キスをすることも、口ですること。だから、口でする食べることは、官能的なことなんだと思う。
そんな官能的な「食べる」ことを恋愛の味方につけないわけにはいかないっしょ?!
さて今回は、2人がイイ感じになって朝を迎える…そんなときのメニューです。
昨夜の出来事を思い出し、はにかみながら(←ここポイント!)朝ごはんを作る女の姿は、男ならグッとこないわけない!もし、貴方が普段あんまり料理しないバリバリ仕事女子ならなおさら。
で、何を作るかといえば、おにぎりとお味噌汁です!
和食が作れる人って、コジャれたイタリアンやフレンチを作れるより、カッコイイ気がする。だって、どこかしらキチンとした女って感じがするもん。第一に男子にとって、昔ながらの和食が作れる女子ってポイント高いのよ。
しかも、おにぎりやお味噌汁は、愛を感じる最たるメニュー!
人の手は心と直結しているから、炊き立てのご飯を塩加減よく手のひらで握るおにぎりは、心を結ぶ力があるのよ~
右と左の手の呼吸を合わせ力の入れ具合で、堅すぎず柔らかすぎないおにぎりを作るって、どう考えたって愛ある行為でしょ!
さらに、ほっとするお味噌汁の家庭的な香りは、昨夜、ベットで繰り広げられたことと反してのギャップ…
つまり娼婦から淑女となる二面性とでもいいましょうか。その二面性に女の奥行きを感じ、貴方をもっと知りたいと思うはず!
さて、そこで何を具にするか…
彼の好みを知っていればそれを作るのが一番だけど、ここは定番の「タラコのおにぎり」と「豆腐のお味噌汁」でいきましょう。
娼婦から淑女?!朝ごはんはおにぎりとお味噌汁
【材料-タラコのおにぎり4個分】
ごはんお茶碗軽く4杯(100g×4個)
海苔適宜
タラコ1/2腹(パックで2つ入っているのが1腹。焼きタラコにするならフライパンやオーブントースターに、アルミ箔を敷き焼いておく)
【作り方】
① お茶碗にラップをしき、ごはんを入れ、真ん中にくぼみをつくり、4等分に切ったタラコを入れる。
② ラップごと手に取り、ご飯を真ん中に寄せるようにして三角にまとめる。
③ ラップをはずして、塩をふり、海苔をまく。
【材料-豆腐と油揚げのお味噌汁】
豆腐1/2丁 油揚げ1/2枚 水600cc
味噌大3 和風だしの素小1 青葱
【作り方】
① 豆腐は2cm四方に切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、半分に切って1cm幅に切る。
② 鍋に材料の水と和風だしの素を入れて、中火で熱し、沸騰したら油揚げを入れて、ふたたび沸騰する前に、味噌を溶きいれる。
③ 味噌が溶けたら、豆腐を加え、豆腐が浮いてきたら火を止める。
胃袋を掴むポイント
お味噌汁は、定番のお椀に盛り付け、最後に青葱を散らして彩りよく!
おにぎりは、炊き立てのご飯に、海苔をまくとしんなりしてしまうので、仕上げに巻くか、海苔は別に盛るかがよいかも。沢庵やしば漬けなどの漬物も添えてみて。
あ!箸は箸置きにおく心遣いは忘れずに~
最近の食べ物や売り方には、機械的なもの、物質的なものが多くなってきていて、モノと人の距離が大きくなってしまったような…人間らしい愛情が希薄になったなと思う。
だからこそ、心をこめた手作りの料理って、男心を掴むアイテムになると思うの。
作って食べるって、美味しい不味いだけでは計れないものだもん。
それを「買ったほうが安くて美味しい」とか言うような男なら、こちらからさっさと別れなさい(笑)
人生にはいろんな味があるけど、ひとつだけ思うのは、味気のない人生は歩みたくないよなぁ~ってこと。
美味しい幸せを共に味わえる人と、人生の醍醐味を味わえたら素敵だよ!
Text/大瀬由生子
プロフィール
大瀬由生子
料理研究家、テーブルコーディネーター、フードコーディネーター、レストランプロデュースなど、食に関してさまざまな顔を持つプロフェッショナル。
おいしい野菜の食べ方を研究する「Vege Labo(べジラボ)」の代表。
“恋愛は、食でもっと楽しくなる”をモットーに忙しいAM読者たちに簡単でおしゃれ、さらに健康的なフードを届けていきたいと考えている。
著書は、『たっぷり野菜のヘルシーレシピ』(東京書店)、『もらってうれしいチョコレート』(ブティック社)など多数。 身近な食材で作る簡単で見栄えのする料理、さらにどんな料理でもオシャレに見せるテクニックは必見!AMブログのほかにON・table「おいしい幸せ♪」 も運営。
大学生の母としてのやさしい一面も。
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