高い購入は結婚生活に響く!
―共済の福利厚生でそういうものがあるとは知りませんでした。他にも何かサービスはありますか?
花輪:あとはタキシードや親御さんの衣装も安く借りられます。
どうせ医療保険や生命保険に入らなくてはいけないのなら、共済に入ってそのようなサービスを使うのもいいですね。
あと、最近は婚約指輪を省略しているカップルもいます。
私の友人も結婚指輪を工場で直接作ってもらって、素材もプラチナにこだわらずにチタンに変えたり、すごく安く作っていました。ちなみに、共済では指輪も安く作れます(笑)。
というわけで、安くしようと思えばいくらでも安くなるので、二人さえ問題がなければ貯めなくても大丈夫かもしれませんね。結婚式はこだわると際限なく価格が上乗せされていくので。
―それにしても共済はすごいですね!
それにエンゲージリングって、もしかしてそんなに必要ないんですかね…。
花輪:自分がもしも必要だと思わなければいらないかもしれませんね(笑)。
もらった瞬間すごく嬉しいんですけど、なくても実生活は困らないです。エンゲージリングってあまりつけないんですよね。一つ石で、引っかかったりするので、よっぽどのことがない限りは。
―女の子によっては婚約指輪も100万円くらいの物が欲しいだとか、ブランドにこだわったりだとかあるのかなと思っていたんですが、傾向として少なくなってきたのでしょうか。
花輪:そうですね、そこで高い物を買ってしまうと結婚後の生活がキツイので。その後、お財布が一緒になって、二人のお金になるということは意識したいですね。
お小遣い制?別財布制?
ルール決めは愛が盛り上がる結婚のタイミングで
―独身で自由な状態から、結婚して二人で住むことになった時に、お金面で気をつけることってありますか?
花輪:まずは、ルールを作ることが大切ですね。
お小遣い制なのか、二人で別財布にするのか。夫婦間でのお金のルールは結婚するタイミングで決めている方が多いんです。
その後、ずっと同じルールでやっていくので、二人の愛が盛り上がっている雰囲気の中で自分に有利なルールに決めた方が、その後円満に結婚生活を送れると思います。
―ちなみに夫婦間のルールというと、どういったものがありますか?
花輪:そまず結婚後の二人のお財布には3形態あります。
一つ目は女性が全部管理する体制で旦那さんには月3万円とか決まった額を渡すお小遣い制の形態。
二つ目が、旦那さんが全部管理する体制で食費や生活用品、自分の物を買うお金として、10万円位もらってやりくりする形態。
三つ目は、二人の財布はバラバラのままで、共通口座に毎月決まった額をお互い振り込んで、共通する支出だけその口座から落とす形態です。
共働きで仕事を続ける場合だと、三つ目の決まった額を共通口座に振り込む形態の方が多いんですね。
その場合は事前に、女性が妊娠や出産で休職する、もしくは辞めなくてはいけない場合どうするかをよく話し合っておく必要があります。
ある家庭では、奥さんが妊娠出産で働けないときでも旦那さんと同じ額を支払わなくてはいけなくて、辛いと言っていましたね。今の男性って、養ってくれる人が少ないので。
―ええっ!養ってくれないのは辛いですね…(笑)。
花輪:共働きだと、一人暮らしのときと同じ感覚で暮らしている男性もいるので、その辺りを結婚前に、しっかり話し合ったほうがいいですね。
―それぞれ決まった金額を共同財布に振り込む形態だとすると、男性の方が多めに支払うのでしょうか?
今だと給料が二人とも同じくらいなことが多いと思うんですけど、その場合は女の人も同じくらい出したほうがいいですか?
花輪:そうですね、お給料が同じくらいだったら、半々支払うけど、妊娠中は出してもらうとルールを決めたり、最初から6:4ぐらいにしてもらったりするのがいいと思います。
産休、育休中ってお給料が3分の2や半分などになって、前年度の住民税も払わなくちゃいけないので、家計にたくさん入れられないと思うんです。ですから、そのことも見据えて決めておいたほうがいいですね。
また、保険料や住居費などの毎月の固定費はできるだけ少なく抑えておくことをおすすめします。
よく失敗するのが、都心に二人で賃貸を借りる場合、少しいい物件だと10万円代後半になってしまうかと思うんです。そうすると、二人で働いているときはいいんですけど、奥さんが育休や産休でお給料が減ってしまうと、旦那さんの給料だけで家賃18万円だと月給50万くらいある人じゃないと難しいと思うんですよね。
固定費は小さくしておいて、洋服や交際費、旅行費などの変動費を調整しましょう。
でもやっぱり女性にとって一番満足度が高いのは、女性が全部管理するお小遣い制ですね。
そのルールを通した人たちの秘訣としては、自分の親に言ってもらって、結婚するタイミングで通帳と印鑑を没収して管理したと言っていました。