“本命”=自分の人生そのもの
他人の価値観で自分の幸せを否定してはダメ

LiLyさん(以下、敬称略):20歳の頃は同じような境遇にいた女友達とも、30代になるにつれてどんどん人生のかたちが枝分かれし始めますよね。そこに寂しさを感じていた時期もあったけれど、今は、それぞれがその“違い”をエンジョイしているように思います。
「隣の芝生は青い」という価値観を逆に利用して、「私の目に映っているあなたの今の環境の素晴らしいところ」を指摘し合う関係というか。

たとえば、「もし今結婚していて子供がいたら絶対に行けなかった。チャンスだと思う!」とヘアメイクとして仕事をするためにNYに旅立った30代半ばの女友達や、「子供はたぶん産まない! 再婚も、しないかな!」と、同じくNYでジャーナリストとして活躍している40歳の女友達は、私の目に、ものすっごくキラキラして映る。

 彼女たちの共通項は、今目の前にある世界を全力で生きているということ。
そしてしつこいようですがその中に、男にモテなくなるから、と自分の意見を言わないような女などひとりもいません!
自由は寂しいけれど、そこには果てしない可能性が広がっているもの。

自分の可能性を、つまらない価値観に無理に当てはめて自ら消してしまうなんて本当にもったいない!!
「うわっ、チョー楽しかった! 」と思って死ねたら、それこそが幸せですよね。
“本命”なのは、他人の価値観ではなく、自分の人生そのものです。

―Lilyさん、貴重なお話ありがとうございました。

Text/AM編集部

LiLy
81年生まれ。恋愛エッセイや小説が「リアルすぎる」と女性から絶大な支持を得る、作家、コラムニスト。
「結婚=ゴールだと捉えがちな女性に是非読んでもらいたい」。
不倫後無職のブッ飛んだ姉VS.超堅実な妹の”ケンカ”を軸に展開する長編小説『me&she』がこの夏、幻冬舎より発売予定! 雑誌『AneCan』にて小説『Black Musk』も連載中。恋愛エッセイ『おとこの左手、薬指』(講談社)など著書多数。

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