ダメンズにさせるスパイラル
―関わり方が決まっていってしまうから、ダメンズに捕まっている子はいつまでも捕まってしまうんですね。
羽林:ダメンズに捕まってるっていったけど、ダメンズにしちゃってるのはその子自身なのね。
その子は過去に失敗した経験から、自分の努力が足りなかったように思ってしまって「もっと努力しなきゃ」と、もっと尽くすほうにいっちゃうんですよ。
自分のやり方が違っていたとはなかなか気づかずに、さらに自分を追い込んで、どんどん悪い方にいきやすいっていうのがあるんですよね。
もっとはまっちゃうみたいな。
努力している人といえば、いろんな自分磨きをしている人がいますよね。
そういう方には必ず「努力するのは偉い。でも、その努力を1年くらい続けているのに、変わらなかったり、むしろ悪くなったりしてる場合は努力の仕方が違うのかもね」といいます。
そして、今までした努力を紙に書いてもらうと、自分磨きに走る子は、ダイエットした、エステに行った、髪を整えたとか、つまり傾向が一緒なの。
別の子に聞くと、また違うパターンで傾向が偏っているのね。
自分がやりやすいことのほうが思いつきやすいので、そうなっていく。
だから、上手くいかない場合は、違う傾向のものに変えて努力をしたほうが効率がいいんじゃないかな。
自分磨きが得意な子は、内面を磨くことや人ととの関わりの努力をあまりしてこなかったということを踏まえた上で、「今からちょっと少し試してみようかな」と考えてみてもいいかもしれない。
そしてやれそうなことがあったら本の少しだけ試してみる。そのぐらいにしないと結果が出なかったときにめげちゃうから。
【つづく】
次回は最終回、「女友達に妬まれたら、幸せなほうが譲る」をお送りします。お楽しみに!
Text/AM編集部
羽林由鶴
1988年に日本大学芸術学部放送学科を卒業、教育研究所で出版部門編集者として勤務後、2005年から心理カウンセラーとして活動。
著書:『癒し系の女性になるヒント』、『なぜか恋愛だけうまくいかないあなたへ』、『本物の恋は“見た目”が1割―あなたのままで「大好きな彼」から愛される方法』など。
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