恋愛のクセやパターンを探り当てよう

 さて、大学や高校時代の元カレまでさかのぼると、その旅の目的地はおのずと自分の母校になります。
そう、「恋愛ルーツ探しの旅」は、ゴールに近付くにつれ、自分の地元へと帰っていく旅でもあるのです。

 その当時、まだ彼氏がいなかった人は、片思いの先輩や、告白してフラれた人を念頭に置いて母校を尋ねましょう(もちろん、無断で入っちゃだめですよ)。
そこで、まだ汚れを知らなかった青春時代、自分がどれだけ初々しい恋をして、どんな人に初恋をしていたか、丹念に思い出してください。

 するとどうでしょう。
何人もの元カレをさかのぼっていくうちに、「あ、私ってあの人とも同じような別れ方してたんだな…」とか、「コイツって、あの人と実は似てたのかも…」といったことに気付き、自分の恋愛のクセやパターンが見えてくるはずです。

 そして、あなた自身が恋愛に求めてきたものや、繰り返してきた失敗のルーツが、実は「初恋の○○クン」や、「片思いの○○先輩」の幻影にこだわっていただけだった…とわかるかもしれません。

 そう、あなたが知らず知らずとらわれていた恋愛パターンの呪縛をときほぐすこと。
これこそ、あなたの人生への「喝!」であり、この旅の真の目的なのです。

 キャンドルも十字架も、愛に力を与えてはくれません。
うまく行かない恋を、世間や男のせいにせず、自分の中に見つけることが修行の醍醐味。
薄っぺらいカップルがイベント気分に踊らされている隙に、私たちは聖夜の修行でひと回り大きくなってみませんか?

(※この旅には、最後に実家に立ち寄って「父親と会う(または父親のことを思い出す)」という追加オプションも存在するのですが、これは得てして「自分が結局、父親と似ている男を求めていた」とか、逆に「父親ともっともかけ離れた男を求めていた」というしょうもない、かつショッキングな事実にぶちあたってしまいがちなので、あまりおすすめはしません!)

Text/Fukusuke Fukuda

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