ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、セックス時の照明にこだわる女性って誰?」
担当編集I嬢:「最悪、間接照明さえあれば立派なヤリ部屋になりますよね」
今週のテーマは「セックス時の照明」です。おそらく大半の女性が、セックス時は部屋の電気を消したがるでしょう。ボンッキュッボンッなナイスバディでもない限り、明るい部屋で乳繰り合うのは恥ずかしい。
いや、仮にボンッキュッボンッなナイスバディだったとしても! 女性器を明るい部屋で見られるのは恥ずかしい。スタイルの善し悪しに関係なく、女性器とは皆等しく、黒アワビのように生々しい部位ですからね。そういう意味においては、人間って平等なのかもしれません。
対して、電気を消したがる男性には遭遇したことがないです。「俺、仮性包茎が恥ずかしいから電気消して」「俺、ペニスが9センチで恥ずかしいから電気消して」などのセリフは、聞いたことがない! おそらく、仮性包茎や9センチのペニスを恥じらう気持ちよりも、視覚的要素から興奮を得たい気持ちのほうが勝るのでしょうね。
こんな話を聞いたことがあります。動物は繁殖期が同タイミングで起きるため、「どのメスが良いかなぁ」と迷っていては、ほかのオスに遅れをとってしまうのだと。だから、パッと見だけで「あのメスに決めた!」と瞬時判断するため、視覚要素を重視する習性が備わったのだと。そういった経緯を経て、視覚による興奮が強まったらしいです。
なので男性としては、ぶっちゃけ明るい部屋でセックスしたいのが本音。であるはずなのに、我々女性側が「電気を消して」とお願いすると、消してくれます。もちろん、「恥ずかしいの?」「(明るいままで)いいじゃん」など、多少なりとも言葉責めを挟む流れにはなりますが、最終的には「しょうがないなあ」と消灯に至るのが一般的かと。
「電気消して…」に応じてくれる理由
今こそ全ての日本国民に問います。
なぜ男性は、視覚で興奮したい本音を封印し、電気を消してくれるのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「視覚で興奮する性分だからこそ、カノジョのたるんだ下っ腹を見たくないのだ」とか「中折れの理由として『キミの下っ腹がたるんでいるから』なんて口が裂けても言えないからなぁ」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。男性が、視覚で興奮したい本音を封印し、電気を消してくれる理由は……!?
「暗いぶん恥じらいを捨て、思う存分乱れてくれることを期待しているから」です。
いわゆるギブ&テイクってやつですよ。「電気を消す」という女性側の要望に応じたぶん、お返しを受け取る権利が俺にはある……という言い分なのでしょう。その「お返し」に該当するのが、「恥じらいを捨て思う存分乱れる」なのです。
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