男はガールズトークを恐れている

「女三人寄れば姦しい」というコトワザをご存知でしょうか?
集団どころか、三人集った時点で女とは、やかましいほどおしゃべりする生き物です。そして男性たちは知っています、「やかましいほどのおしゃべり」の内容がほぼ下ネタだということを。

「女性の下ネタはドキュメンタリー」と言われていますよね。ミカコちゃんも女友達からしょっちゅう聞かされます、キッスが小鳥のついばみのようだったとか、チ○ポが右曲がりだったとか、後背位のさいちゅうに尻を叩かれたとか……。

つまり男性にとって三人以上の女性集団は、「俺のセックスをネタにしてガールズトークに花を咲かせる」という恐ろしいイメージなのです。
例を挙げると、SNSに投稿された「原宿でパンケーキ女子会なう」という文面と画像にも、男性は震え上がります。「パンケーキといえば、後背位でパンパン尻を叩かれてさー」などとネタにされているに違いないと、関連づけるのでしょう。

一方で、SNS投稿に女友達とのエピソードがほとんど登場しない女性は、男性にとって安心できる存在です。頻繁に女子会を催すようなタイプではない……つまり俺のセックスもネタにされないと、安心してデートに誘えます。

SNSでは「おひとりさま」をアピールすべし

SNSをモテにつなげたいなら、女友達とのエピソード投稿を封印しましょう。「もしかして女友達と一緒かも」と匂わせるような投稿も、念のため控えることをオススメします。ヨガ教室やケーキバイキング、パワースポット巡りなどの内容は、三人以上の女性集団を連想させるので要注意です。

逆に、おひとりさまで行動している旨、じゃんじゃん投稿しましょう。
例えばミカコちゃんがSNSをやっていた3年前は、「女将と客が同一人物」という設定で、自宅での一人飲みを「居酒屋みかちゃんナウ」と、ちょくちょく投稿していました。居酒屋みかちゃんにお呼ばれしたいと熱望する男性が後を絶たなかったと記憶しています。枝豆やキムチなど、投稿画像に写るツマミが大したことないにも関わらず、です。

いや、逆に大したことないツマミだったからこそ良かったのかもしれません。ホウレンソウのキッシュだの田舎風テリーヌだの夏野菜のラタトゥイユだの投稿したら、手料理アピールの重いオンナと、敬遠されていたでしょう。SNSに投稿するツマミなんぞ、コンビニの柿ピー程度で充分ですよ。

Text/菊池美佳子
記事初出:2019.06.10