ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。
2年間連載させていただいたコラム「オーガズムフル・ライフ」
名残惜しいですが、今回で最終回です。
オーガズムを追求するということ
コラム連載当初は、幼少期の性への好奇心の芽生えや思春期の頃の自分の体の変化に戸惑いながら、向き合っていたこと。恋愛やセックスを通して、自分を確立していった学生時代のエピソードを初めて書き綴りました。
最近のコラムでは、ラブライフアドバイザーとして、人様の性生活の悩みを聴き、アドバイスをする仕事に就いて、日々、気づくことやアドバイスの内容を公開しました。
いつも、コラムを読んでくださる方の「セックスがより楽しく、充実しますように!」という願いを込めながら書いていました。
「オーガズムフル・ライフ」を振り返ってみると、性を通して見る世界は、私自身と私が出会ってきた女性達の人生そのものだと気づかされます。
おおげさではなく、性と人生は、切っても切り離されないものだと思うのです。
婚活中に感じた世の中の偏見と矛盾
残念なことに、日本では、「性」=「恥ずかしいこと」「下品なこと」と見なされている現実があり、女性で「性生活のアドバイザー」を名乗って活動する私への偏見は、少なからずあります。
そのことを強く感じたのは、婚活中でした。
結婚を前提に交際する可能性のある男性に、「自分の仕事を理解してもらうためには、どうしたらよいか?」と悩んでしまったのです。
実際に、「この人なら理解してくれるだろう」と思って話しても、「自分とは違う世界の人」と見切られてしまうこともありました。
でも、そんな時には、私の元にやってくる相談者の方を思い出すのです。
性生活が上手くいかないことで離婚に至った方、満たされない日々を感じている方。
セックスレスを解消できて夫婦仲が改善した方や念願だったお子さんを授かった方。
性に悩む方も性生活を謳歌する方もどっちも見ているからこそ、「充実した性生活とパートナーシップは、人生を豊かにしてくれる」という揺るぎない真実を目の当たりにできました。
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