彼のアソコの熱を感じる!売れすぎて販売休止のコンドームって?/相模ゴム工業(1)

 性産業を盛り上げている企業や人々に、その熱意と仕事をインタビューする新連載!
第一回目は、コンドームの製造販売で有名な相模ゴム工業さんにお話しを聞きにいってまいりました。

 女性にとってはそれほど身近なものではないけれど、「パートナーがなかなかつけてくれない」「付けてほしいと言いづらい」など、何かと悩ましい存在のコンドーム。
そんなコンドームの現状とは……?

なんと薄さ0.01mm!熱も伝わるコンドーム

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 コンドーム 相模ゴム工業 相模ゴム工業の山下さん

――相模ゴムと聞いてまず頭に浮かぶのは、社名を冠にした人気商品“サガミオリジナル”ですよね。中でも「サガミオリジナル001(以下001)」は0.01mmという薄さだそうですが、どんな商品なんですか?

山下さん(以下Y):コンドームって俗に“ゴム”って呼び方をしますけど、サガミオリジナルは日本で初めてゴムじゃなくポリウレタン(合成樹脂)を原材料にした商品なんです。合成樹脂は自然素材のゴムと比べて3倍の強度があるので、そのぶん薄くできるのが特徴ですね。ゴム製のコンドームで今一番薄いといわれているものが0.03mmくらいなんですが、ポリウレタン製にすると0.01mmにまで薄くできる。薄くなればなるほど気持ちいいということで、装着感にこだわる男性には大変支持していただいてます。

――私は女性なんでよくわからないんですけど、男性からすると0.03mmと0.01mmってかなり違うんでしょうか。

Y:正直、あまりピンときませんよね。うちは2005年に0.02mmの「サガミオリジナル002(以下002)」ってコンドームを販売していたんですが、0.01mmのコンドームを世に出しても、002との違いが消費者にわかってもらえなかったらしょうがないということで、まず2013年の11月に東京都と一部のWEBだけで実験的に限定販売してみたんです。すると想像以上の反響があって本格的に販売することが決まりました。でも、実を言うと今001は販売を一時休止しています。

――え、どうしてですか?

Y:反響がありすぎて、生産が追いつかず、店頭でも慢性的な品薄状態雅続いてました。日本国内はもちろん、「薄くて品質がいい」ということで外国人旅行者の爆買いの対象にもなりまして……。現状まま販売を続けていても逆にお客様の迷惑になるので、2015年6月の出荷を最後に販売を一時休止させていただいてます。効率よく、安定して生産量を増やせるように現在調整しているところですね。

――ヒット商品なんだし、どんどん作って売ればいいって思っちゃいますけど、そういうものでもないんですか。

Yコンドームって管理医療機器でして、万が一品質に間違いがあったりしたら人の人生を変えてしまいかねない商品なのです。ただ「薄い」だけのコンドームを作るだけではなく、定められた規格、基準を満たさなければなりません。「001」のような薄いコンドームになると特に大変なんです。……遠藤さんは、コンドームってどうやって作るかご存知ですか?

――考えたことなかったなあ。興味あります。

Y:簡単に言うとまず、男性のペニスの形をしたガラスの型を材料の液体にトプンと浸けます。で、それを引き上げて十分に乾かしてから剥離させる。

――意外と原始的!

Y:そうなんです。でも、型に付いた液が十分垂れ切ってから乾かさないと、薄いコンドームにはなりません。だから厚いコンドームと薄いコンドームでは、一日でつくれる量がまるで違うんです。

――なるほど。それくらい作るのに時間がかかっても、やっぱり男性は薄いものを求めるんですねえ。

Y:いえ、サガミオリジナルという商品、実は女性からの評判もいいんですよ。

――え、そうなんですか?

Y:サガミオリジナルは通常のゴム製コンドームより熱伝導率がよくて、女性は嬉しいらしいんです。挿入したときのひんやりした感じがないし、相手のぬくもりが感じられるっていうご意見をいただきますね。あと、日本ではそれほど多く報告されてるわけじゃないんですけど、ゴムアレルギーの方にも有効なんです。ゴム製のコンドームでデリケートな部分をこすられると痛かったり痒かったりする女性も、サガミオリジナルだとそういうことがない。

――わかります~! 私、粘膜が弱いせいか激しくされるとたまに痛いときがあって……。実はそれでコンドームが苦手だったりもするんですよね。

Y:じゃあ是非、弊社のサガミオリジナルをお試しください!(笑)