『オクテ女子のための恋愛基礎講座』書籍化を記念して、アルテイシアさん×一徹さんの対談を開催!
第二回目は、オクテ女子がセックスするために必要なことを語りあっていただきました。
前回の記事もあわせてどうぞ。
オクテ女子にとってのしみけんさんは?
― 一徹さんにはしみけんさんという師匠がいましたが、オクテ女子にはどんな師匠が必要でしょうか。
アルテイシア(以下A):オクテ女子にも師匠、アドバイザーは必要ですね。
オクテ女子って、つい自分と同じくらいの恋愛経験の子に相談しちゃうんですよ。
一徹(以下I):それだと、安心するだけで終わっちゃいますもんね。
A:オクテ女子は経験豊富なビッチっぽい女子を異星人のように思いがちだけど、実はそんなことないんです。女同士ってわりと順列とかなくて、話していて楽しければ友達になれるから。
新刊にも書いたけど、経験豊富な女子はベテランのキノコ狩り名人で、キノコの見極め方や狩り方を学んでいる。オクテ女子はキノコ狩りの素人なので、名人から教わるのが一番なんですよ。
I:本当にたとえがお上手ですね!
オクテ男子もヤリチンを敬遠しがちですが、それはやっかみです(笑)。「俺はあいつみたいにはならないぞ!」と自分の殻に閉じこもって、オナニーの回数だけは増えていくという…。
女子にもそういう方はいますか?
A:「自分と彼女は違う」とつい妬んでしまう子もいるけど、一度心を開いてみるといいと思います。案外、仲良くなれたりするから。
I:僕は職場で師匠のしみけんさんと出会えましたが、女子はどこでアドバイザーに出会えばいいんでしょう?
A:たとえば、同窓会で久しぶりに会った友人はどうでしょう。ひさびさに同級生に会ったら、すごく綺麗でモテ系になってた…なんてこともありますよね。でもお互いダサかった時代を知ってるから、心を開きやすいんじゃないでしょうか。
まあ一番は色んな場所に行ってみることですよね、バーとか。
I:僕はバーが苦手なんです…。お酒も得意じゃないし、目的のない空間が耐えられない(笑)。
A:私はバーでずっと淫らな妄想をしています。あっという間に時間が過ぎますよ!
I:バーでボーっとしている人達は、淫らな妄想をしているのか(笑)。
バーへは友達と行ってもいいんですか?
A:ひとりで行った方がいいです。新刊でも、喪女卒業のカギとして「単独行動」を挙げてますが、友達がいると「自分のキャラ」を意識しちゃいますよね?だから単独行動して、普段の自分のキャラを脱いでみるのがいいと思う。
I:僕、その箇所を読んで、牧野さん(シルクラボのプロデューサー)のことだと思いました(笑)。
牧野さん:あの箇所を読んでるときは、「私のことだ!」とむせび泣きました。
友達といると、面白くなろうとして、ゲスい話ばかりしちゃうんですよ。気づいたらチンドン屋扱いされて…。ふざけて、親友と「高円寺姉妹でーす」なんて名乗ったら、本当に芸人だと思われて「チケット買うよ」とまで言われました。
A:私も女友達と集まると、えげつないくらい大声でギャースカしゃべるから、店から出るとライブ後みたいに耳が「ワーン」となります(笑)。
基本、男にモテるより女にウケる方が嬉しいんですよ。そういう人は女同士の場ではギャースカ盛り上がって、バーでは単独でイイ女プレイを楽しむって風に、使い分けるといいです。
I:どんなバーに行けばいいんでしょう?
A:「地元」のバーがオススメです。「あそこの焼き鳥屋さん行ったことある?」なんて共通の話題で盛り上がれるし、「あそこおいしいから、今度一緒に行こうよ」なんて話にも発展しやすい。
会う頻度が高い人の方が好意を抱きやすいので、ご近所カップルって意外と多いんですよ。
I:いいですね。それに怪しい人じゃないことは近所の人が保証してくれるので、女性は安心ですね。
A:そう!それと、大事なのはバーのマスターと仲良くなること。「あいつはやめた方がいいよ」とかコッソリ教えてくれるから。