『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』が話題の作家アルテイシアさんと、脱力系ヤリチン恋愛コラムニスト・ファーレンハイトさんの対談。
「男の本音、女の本音」について、ガチでトークバトルしてもらいました!
ヤリチンはセックスが下手説
アルテイシアさん(以下、敬称略):<ヤリチンはセックスが下手説>があるよね。
ファーレンハイトさん(以下、敬称略):これはその通りでしょ。ヤリチンって入れた瞬間に達成感があるから(笑)。その後ちゃんと喜ばせようって感覚が皆無ですよね。
俺がヤリチンモードの時は、ホテルに入って「これヤレるな」と確信した瞬間、プレ賢者モードに入ってました(笑) 。
アル:まあ、みんな聞いた?サイアクよ~!(笑)
なんだろうね、これをドヤ顔で言うのがね…。
ファー:出したいだけですらなくて、ただ女の子を落としたかっただけっていう。
アル:それ、ヤリチンはよく言うよね。要するにドーパミン=報酬系のホルモン。
女の子を口説いてイエスをもらった瞬間、ドーパミンがドバッと吹き出して、セックスはどっちでもいいぐらいの。
でも新規を落とす瞬間が一番のセックスって、ガムみたいなものでしょ?噛めば噛むほど味がなくなるっていう。
そうじゃなく1人のパートナーと深めていく、噛めば噛むほどのスルメ系セックスの方が豊かだと思うけど。
ファー:たしかに最初のセックスって手探りじゃないですか。アルさんがスルメ系セックスと言うように、深めていくにはやっぱ回数を重ねないといけない。
なので、そういう1回目のセックスばかりかじっていたら、そりゃ上手くならないよな、という自覚はあります。
アル:ほう、自覚はあるんですね。
ファー:ありますあります。いいセックスもたまにありますけど、基本的にはなくて、儀式が終わるかのようにいつものパターンみたいな。
でも、いま彼女としてるセックスは全然気持ちよさが違う。
だからヤリチンが入れるだけのセックスをしてたら、そりゃ女の子に下手って言われちゃうよなっていうのは、その通りだと思います。
だってミッションコンプリートは、入れた瞬間ですから。
アル:五条大橋で刀を集めた弁慶のごとく、数を集めたいんだね。
ファー:弁慶(笑)
アル:それって、男同士の競争に勝ちたいだけって気がするけど。そういうセックスばかりしてたら、セックスに飽きるでしょ?
ファー:普通の神経だったら飽きるはずですよね。だって浅瀬をチャプチャプしてる感じじゃないですか。
だから30歳を超えても飽きずにガツガツ新規セックスを追い求めるヤリチンを見ると、なんで飽きないんだろ?とは思いますね。ヤリチン界は遠浅なんでしょうね。
アル:ドーパミン依存なんじゃない?覚せい剤とかと同じで、依存してるんじゃないかな。
ファー:その通りだと思います。そういう意味で、俺は今アッパードラッグからダウナー系のドラッグにいってるモードなんでしょうね。マイルドなものがほしいみたいな。
アル:つまり彼女とセックスしつつ、たまによそでヤレればいいやと。
ファー:やめてくださいよ!AMは彼女も読んでるんですよ!(笑)
アル:(笑)。でもヤリチンが「ヤリチンはセックスが下手」と認めるのはレアなケースだよね。大抵「俺ってスゲー!」って勘違いした自信をもつでしょ。
ファー:早漏ぎみだから謙虚になったのかな!(笑)
ただ、精力絶倫のタフガイ系ヤリチンもいますよね。「俺のセックスすごいぜ?」的な。
アル:それも多いよね。セックスイコール回数とか、挿入と思ってる奴。元野球部とかに多い。
ファー:野球部?(笑)
アル:部活で下半身を鍛えてるから。そのぶん勃起力もあって「3回も出したぜ」とかドヤ顔するんだけど、女からしたら全然嬉しくない。「あのー私1回もイってないのわかってます?」みたいな。
―あと「イカないのがすごい」と思ってる人もいますよね(笑)。
アル:遅漏は女からしたら一番厄介なのに。股関節が外れそうになるし、終わった後は満身創痍になる。
それで足とかピクピクしてたら「痙攣してんじゃん」とか嬉しげに言われて「アホか、股関節の可動域の問題じゃ!」みたいな(笑)。
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