『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』が話題の作家アルテイシアさんと、脱力系ヤリチン恋愛コラムニスト・ファーレンハイトさんの対談。
「男の本音、女の本音」について、ガチでトークバトルしてもらいました!
第1回もあわせてご覧ください。
いいヤリマン、悪いヤリマン
アルテイシアさん(以下、敬称略):騙すヤリチンは、実力がないから騙すんだよね。「本気で好きだ、付き合おう」と嘘つかないとヤレないから。
ファーレンハイトさん(以下、敬称略):そう、いわゆる色恋営業、「好きだ」「付きあおう」とか言うのは実力不足だから。自分の魅力で女の子を圧倒できないからじゃないですか?「ちゃんと付き合ってくれる」って線で女の子の気持ちを引っ張るしかできないから、騙す。
でも騙さなくても女の子を落とせるって経験を積むと「後味もいいし、こっち路線でいこう」となる。良心があればだんだんそっちになっていくんじゃないんですかね?
アル:そんな風に世のヤリチンがクレチンになったら、傷つく女の子は減るから。「一夜の夢をありがとう」と女子に感謝されるようなクレチンになってほしい。
――いいヤリマン、悪いヤリマンはありますか?
ファー:ヤリチン的には皆等しくいい子ですけどね(笑)。クズ的な言い方をするとさせてもらえるからありがたい存在ですよ。
アル:性病じゃなければね(笑)。
私は幸せなヤリマンと不幸なヤリマンがいると思う。幸せなヤリマン、ポジマンはセックス自体を楽しんでる子。
女友達でも「セックスは南米系に限る」って主義で、ルイスとかホセとばかりとヤッてた子がいる。
――やっぱり南米系はいいんですか?
アル:駅弁のまま部屋を歩き回るらしいよ。
ファー:すげーパワフル!(笑)。
アル:そういうパワープレイもできるし、「愛してるよ」的なスイートなトークや前戯もできて、トータルで満足度が高いらしい。
結局、彼女が結婚したのは公家顔の草食系男子だったけど。「やっぱり住むなら畳の家」って感じで(笑)。巣作りはそっちを選んだけど、セックスはホセとかルイスとヤリまくって「超楽しかった!!」っていう。
――そういう女子は幸せそうだし、満足してさくっとヤリマンを卒業する人も多いですよね。
アル:そうだね。ポジマンはセックスに精神的な意味をおいてないから。
逆にネガマンはセックスで何かを埋めようとする…自己承認とか寂しさとか。でも埋まらなくて、どんどんネガティブな方向にいってしまう。
でもポジマンがネガマンに転落することもあれば、ネガマンがポジマンになることもあるよね?
ファー:それって全然わからない。そういうこともあるんですか?
アル:状況だと思う。彼氏がいて安定した巣がある時はポジマンでいられるけど、彼氏と別れて巣がなくなるとネガマンに転落、みたいな。
ファー:なるほど、ちょっとわかった気がしますね。
アル:最初はネガマンだったけど、セックスを重ねるうちに自信がついたり、セックスの楽しさを知ってポジマンにいくってパターンもある。
ご自身が出会ってきたヤリマンはどうですか?
ファー:いいヤリマンは僕、ポジティブヤリマン子ちゃんって呼んでるんですけど。
アル:ポジマンでええやない(笑)。
ファー:ではポジマンで(笑)。
彼女たちは純粋にセックスが好きで、自尊心も自分で持っていたり、もしくは彼氏との関係で作ってるんですよね。ある意味、僕とかは余りなんですよ。だからあれこれ求めてこないし。
アル:そう、ようはお米じゃなくオヤツなの。ちゃんとお米を確保してるから、ガツガツせずにすむ。でもお米を確保できなくなったら「うがー!オヤツーーー!!」となる(笑)。
ファー:そんな風に自分の基盤を作れていたら、良いか悪いかはともかく、彼氏がいた上で他の男と健全にヤリまくれるんでしょうね。
単純に楽しいことが好きっていうのは健康的じゃないですか。例えばダーツ好きとかと同じで、俺からすると趣味の一つで変わらないんですよ。それはすごくいいヤリマンだと思うし、俺らからすると、どんどんそういうポジマンが世に出てきてほしいですね(笑)。